Tizenには多くのセキュリティ問題があるという指摘

2017年4月11日 11:29

 Androidと競合するLinuxベースのスマートデバイス向けOS「Tizen」はセキュリティ的に多くの問題を抱えているとの話が出ている(MOTHERBOARDFOSSBYTES)。

 このたびイスラエルの研究者らがTizenに40もの未公開のセキュリティ問題が存在すると指摘。さらにそのソースコードについて研究者は「今まで見た中で最悪のコードだ」と評している。外部から任意のコードを実行させるような深刻な脆弱性もあるそうだ。さらに、 SamsungがTizen向けに提供しているアプリストア「TizenStore」を利用するためのアプリケーションにも脆弱性があり、本来Samsungの審査を受けたアプリのみがインストール可能であるにも関わらず、脆弱性を付くことでそうでないソフトウェアもインストールできてしまうそうだ。

 TizenはLinux Foundation傘下で進められているプロジェクトで、Samsungが採用に積極的な姿勢を見せている。すでに新興国向けスマートフォンなどでの採用例もある。

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