マザーズ指数は一時1000ポイントの大台割れも、短期的な下げ達成感につながる/マザーズ市況
2017年4月7日 17:39
*17:39JST マザーズ指数は一時1000ポイントの大台割れも、短期的な下げ達成感につながる
本日のマザーズ市場では、外部環境の改善を映して押し目買いの動きが優勢となった。米国がシリアにミサイルを発射と伝わったことで、地政学リスクの台頭から前引けにかけては急速に値を崩し、一時はマザーズ指数が2月13日以来の節目1000ポイント割れとなる場面も見られた。ただ、市場の混乱はすぐに収まり、1000ポイント割れが下げ達成感にもつながる格好になったようだ。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で1168.13億円。騰落数は、値上がり150銘柄、値下がり76銘柄、変わらず9銘柄となった。
個別では、直近IPO銘柄でもあるファイズ<9325>が大幅高。ヤマト運輸がアマゾンの当日配送撤退との報道で思惑が高まったもよう。また、メドレック<4586>は痙性麻痺治療貼付剤のライセンス契約締結で急騰。サイバーダイン<7779>は国内証券の買い推奨が手掛かり材料視され、ミクシィ<2121>やSOSEI<4565>などの主力株もしっかり。ソレイジア<4597>、GNI<2160>、ティーケーピー<3479>などの売買代金上位銘柄も堅調。一方、DDS<3782>は株式保有先である中国企業の買収案件が中止で売られる。シャノン<3976>、WASHハウス<6537>、アスカネット<2438>、ビーグリー<3981>、IIF<6545>などもさえない。
なお、前日に新規上場、初値持ち越しとなっていたテモナ<3985>は、公開価格の約3.2倍となる8050円で初値をつけた。《KS》