【注目銘柄】アドベンチャーは好業績を評価して上値試す、17年6月期大幅増益予想、さらに増額の可能性
2017年3月31日 09:54
アドベンチャー<6030>(東マ)に注目したい。格安航空券予約サイト「skyticket」運営を主力としている。17年2月取扱高は上場後最高を更新している。旅行取扱高が伸長して17年6月期大幅増収増益予想である。さらに増額の可能性がありそうだ。株価は2月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
17年6月期の連結業績予想(2月13日に売上高を5億円増額、利益は据え置き)は、売上高が16年6月期比49.0%増の40億円、営業利益が同46.4%増の4億20百万円、経常利益が同44.9%増の4億円、純利益が同63.4%増の2億40百万円としている。旅行取扱高が伸長し、広告宣伝費増加などを吸収して大幅増収増益予想である。
第2四半期累計(7月~12月)は前年同期比2.1倍増収、65.1%営業増益、67.9%経常増益、62.6%最終増益だった。そして通期会社予想に対する進捗率は売上高が57.9%、営業利益が62.6%、経常利益が65.0%、純利益が64.6%と高水準である。
広告宣伝費等への積極的投資を行うとして通期予想を据え置いたが、格安航空券予約サイト「skyticket」の17年2月取扱高(速報値)が上場後最高を更新するなど好調に推移しており、通期会社予想に増額の可能性があるだろう。
株価は、2月の上場来高値1万3130円から利益確定売りで一旦反落したが、破綻したてるみくらぶの新卒内定者や従業員の受け入れ表明を好感し、直近安値圏の9000円台から切り返しの動きを強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線が接近して切り返す動きだ。自律調整が一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)