昭恵夫人の証人喚問を求める、共産・小池書記局長

2017年3月25日 11:02

 日本共産党の小池晃書記局長は23日の衆参での国有地払い下げをめぐる学校法人森友学園・籠池泰典理事長の証人喚問による証言について「籠池氏によると、定期借地契約の期間の10年をもっと長くできないかと(安倍総理の昭恵夫人に)要請し、夫人付き秘書(公務員)の谷けいこさんがファックスで、財務省理財局国有財産審議室長から回答を得たとして『引き続き、当方としても見守って参りたい』ということだった。また『本件は昭恵夫人にもすでに報告している』ということだった」と指摘。

 小池書記局長は「2月の衆院予算委員会で、安倍総理は小学校認可にも、国有地払い下げにも関係ない。私や妻が関係していたとすれば、それはもう、間違いなく、総理大臣も国会議員も辞めると言われた。土地を巡るやり取りやファックスが事実ということになれば、関係していた疑いが極めて強い」と述べ「非常に重大な問題だ」と提起した。小池書記局長は「徹底解明が必要だ」とした。

 また、「籠池理事長の証言から、自民党や維新の議員の名前が出てきた。ウルトラCの国有地払い下げに政治が関与していたのではないかということが言われてきたが、名前が出てきたことは重要だ」とした。

 また、国有地払い下げ価格で「8億円の値引き」に「籠池理事長が『神風が吹いた』と表現し『大きな力が働いたのだ』ということを言われた。『大きな力』とは何かを明らかにしていかねければならない」との考えを示した。そのうえで、「安倍昭恵氏らの証人喚問を求める」とした。(編集担当:森高龍二)

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