グローイング ペインズ、2017-18年秋冬コレクション発表
2017年3月24日 08:39
グローイング ペインズ(GROWING PAINS)が、2017年秋冬コレクションを2017年3月20日(月)に発表した。
今シーズンのインスピレーション源となったのは、戦場で人々を助ける「ナース」だ。会場となった夜の駐車場の暗く無骨な空間には、うっすらと赤いライトが照らされ、まるで戦場を思わせるような緊迫感のあるムードが漂う。
コレクションは、危険な戦場に果敢に立ち向うナースの”強さ”と”フェミニンさ”を表現。甘く女性らしいルックが登場したと思えば、兵隊を思わせるようなタフでマスキュリンなルックが、そして時にはそれらが1つのピースに共存しているようなルックも展開された。
ファーストルックを飾ったナースのエプロンのようなワンピースは、あえて固くハードな印象のエナメル素材を採用。ボリューミーに広がるスカートや、ピンクとホワイトのストライプ柄に幾つも配されたリボンが甘いムードを放つシャツが、ブラックに光るエナメルとコントラストを成している。フリルが優雅なワンピースにも黒のレザーを採用し、女性らしさの中に秘めた力強さを表した。
大戦が佳境を迎えた40年代のミリタリーやナースをイメージした要素もあちこちに散りばめた。フリルをあしらった真っ白のワンピースは、まさにナースのイメージをそのまま落とし込んだような1枚。ボリュームを持たせた袖や、ウェストをキュッと絞ったシルエットが40年代らしい。カーキのレザーコートには、セーラー服のような襟を配して。また、防弾チョッキのようなレザーベルトや、迷彩柄のダウンも登場した。
ゆるやかになびくロングスカートや、ボリューム感のある肩でアンティークなムードが漂う一方、トレンドを取り入れた現代的なディテールや素材も目を引いた。イエローのダウンジャケットは肩口を大きく落とし、シティライクな着こなしに。パンツは蛍光カラーのラインが、都会的でスポーティな印象だ。