映画『ラプラスの魔女』東野圭吾原作、櫻井翔×広瀬すず×福士蒼汰が出演

2017年3月23日 11:32

 東野圭吾デビュー30周年の記念作品『ラプラスの魔女』の映画化が決定。2018年に全国東宝系にて公開予定だ。

 東野本人が「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった」と語る野心的な作品『ラプラスの魔女』は、まさに衝撃のミステリー。世界的に高い評価を受ける三池崇史監督、『半沢直樹』など人気作を次々と手がける八津弘幸脚本によって描かれる。

 物語の鍵となるのは、タイトルにもなっている“ラプラスの魔女”だ。これは、かつてフランスの天才数学者ピエール=シモン・ラプラスが提唱した、全てを知り、未来を予見する者の存在を指す。物語の中で起きた2つの連続不審死は、まさに“ラプラスの魔女”にしか実行しえないものであった。

 それら事件の真相に迫る生真面目な大学教授・地球化学の専門家には、嵐の櫻井翔が抜擢。三池とは『ヤッターマン』以来、実に約9年ぶりのタッグとなる。そして、映画『先生!』など2017年も活躍が期待される広瀬すずが、自然現象を次々と言い当て、青江を翻弄する謎の女として出演。さらに、『ちょっと今から仕事やめてくる』『無限の住人』などの出演が決定している福士蒼汰が、羽原円華が探している失踪中の青年を演じる。

【作品詳細】
『ラプラスの魔女』
公開時期:2018年全国東宝系にて
配給:東宝(株)
製作プロダクション:東宝映画 OLM
制作協力:楽映舎
撮影期間:2017年3月16日~4月下旬(東宝スタジオほか)

【ストーリー】
かつてフランスの天才数学者ピエール=シモン・ラプラスは言った。ある瞬間の全物質の力学的状態とエネルギーを知り、計算できる知性が存在するならば、その知性には未来が全て見えているはずであると。全てを知り、未来を予見する者…神にも等しいその存在を、のちの学者は“ラプラスの悪魔”と呼んだ。
連続して起きた2つの不審死。それぞれの事件現場が遠く離れているにもかかわらず、死因はどちらも同じ自然現象下での<硫化水素中毒死>…そして、驚くべきことに、死亡した二人は知人同士であった。警察はこの不可解な事件の調査を、地球化学の研究者である大学教授・青江修介に依頼する。
もし一連の事件が事故ではなく、他殺と仮定するならば、犯人は「完全無風状態になる一瞬」をあらかじめ知っていて、「その瞬間、致死量の硫化水素が発生する場所」へと「ピンポイントで被害者を誘導した」ことになる。“ラプラスの悪魔”でもない限りそんなことは絶対に不可能…。
青江は、自然科学的見地から事件性を否定。封鎖された事件現場の地形や地質、気象などを念入りに検証していく。そこに、1人の女・円華が現れた。青江の目の前で、その場所で次に起こる自然現象を言い当ててみせる。なりゆきで円華と行動を共にすることなった青江は、彼女が失踪した甘粕という青年を探していることを知る。一方、警察は「円華には、なにか不思議な力が備わっている」として事件への関与を疑い始めた。そして、ついに第三の事件が発生する…。

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