トランプ政権が予算教書、 国防関連増やし貧困対策や科学・環境関連は削減

2017年3月22日 20:50

あるAnonymous Coward曰く、 米トランプ政権が2018年度の予算教書を発表した。トランプ大統領がかねてから主張していた、メキシコとの国境に設置する壁の建造費や、国防費が増大。いっぽうで貧困対策や科学・環境関連予算は大きく削減する方針となっている(ハフィントンポストBloombergウォール・ストリート・ジャーナル時事通信)。

 ただ、厳密な三権分立制を敷く米連邦では、予算編成権は徹底して連邦議会にある。予算教書は大統領が必要と思う政策や歳入・歳出の見積もりを議会に示し、それに沿った予算編成を議会に促す「勧告」のような文書という位置付けになっている。議会は政権による予算案をベースに議論を行って予算を決定するが、トランプ大統領を選出した共和党の議員ですらそのままでは受け入れられないと見ているようだ。

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