【注目銘柄】ピーエス三菱は昨年来高値更新して上値試す、17年3月期利益予想と配当予想を増額修正
2017年3月21日 13:18
ピーエス三菱<1871>(東1)に注目したい。PC(プレストレスコンクリート)橋梁の大手である。3月17日に17年3月期の利益予想と配当予想の増額修正を発表した。株価は昨年来高値442円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。また26週移動平均線が52週移動平均線を上抜いて先高感を強めている。利益増額と配当増額を好感して上値を試す展開が期待される。上値を試す展開が期待される。
17年3月期連結業績予想は、売上高を据え置いて16年3月期比3.1%増の990億円、営業利益を8億70百万円増額して同6.9%増の30億90百万円、経常利益を6億90百万円増額して同0.8%増の28億20百万円、純利益を4億70百万円増額して同8.4%増の19億70百万円とした。
減益予想から一転して増益予想となった。手持ち工事の進捗が計画を下回り、海外子会社の工場設備の減損損失を計上するが、工事採算が改善して売上総利益率が計画を1.2ポイント上回るため各利益を増額修正した。
配当予想については、期末2円増額して年間10円(期末一括)とした。16年3月期の年間8円との比較でも2円増配となる。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)