【注目銘柄】福井コンピュータホールディングスは自律調整一巡して上値試す、17年3月期配当予想を増額修正
2017年3月21日 10:00
福井コンピュータホールディングス<9790>(東1)に注目したい。建築・測量土木CADの大手である。3月17日に17年3月期配当予想の増額修正を発表した。株価は1月の上場来高値から反落したが長期上昇トレンドに変化はなく、自律調整が一巡し、配当増額を評価して上値を試す展開が期待される。
17年3月期配当予想は期末7円増額して年間27円(期末一括)とした。16年3月期との比較でも7円増配となる。
17年3月期連結業績予想は、売上高が16年3月期比9.0%増の95億円、営業利益が同29.3%増の28億円、経常利益が同28.2%増の28億30百万円、純利益が同22.1%増の18億10百万円としている
第3四半期累計は測量土木CAD事業が牽引して、前年同期比13.7%増収、46.4%営業増益、45.4%経常増益、37.1%最終増益と好調だった。そして通期会社予想に対する進捗率も売上高が76.5%、営業利益が80.8%、経常利益が80.8%、純利益が80.3%と高水準だった。通期ベースでも好業績が期待される。
株価は1月の上場来高値3350円から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押す動きは見られない。そして週足チャートで見るとサポートラインの26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。長期上昇トレンドに変化はなく、自律調整が一巡し、配当増額を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)