知られざるDAZNの守備範囲

2017年3月19日 10:55

■DAZNについて

 最近ドコモのCMを中心にネットでも広告を多数配信しているDAZN(ダゾーン)。一度は目にしたことがある人も多いのではないか。今年からJリーグの放映権を取得して「Jリーグを見たい」と言ったらまずDAZNに契約するのが常識となった。

 そんなDAZNだが、何も放映しているのはJリーグだけではない。ブンデスリーガを中心として海外のサッカーリーグもDAZNを通じてみることができるのだ。しかも見逃し配信もあるので日本人のブンデスリーガでの活躍を見ることも容易になった。ハイライト機能も備えているので試合後1時間程度たてばその試合のハイライトを楽しむことができる。

 そのためネットで話題となったプレイや疑惑の判定、ゴールシーンだけではない試合の流れなどがDAZNで見ることができる。お気に入りのチームが勝利した際には何度も見てしまうことだろう。

■サッカーだけじゃない

 しかし忘れないでほしいのが、DAZNがサッカー専門の配信をしているということではない点である。確かにサッカー中心という感は否めないが、他のスポーツも存分に配信している。NBAやNHLなどは、これまであまり日本では見ることができなかった試合も全て見ることができる。他にも、陸上、ボクシング、と言ったメジャー競技から、スカッシュ、馬術競技(競馬ではない)などのマイナー競技も扱っている。

 スポーツが好きという人でも今まで見たことの無い競技にお目にかかることもあるだろう。また世界のスポーツを扱っているので、どんな時間でも何かしらの競技は行われている。契約して初めて「この競技も配信していたんだ」と思うことがあることだろう。初月は無料なのでそれだけでも活用する価値はある。

■日本向けの力の入れよう

 DAZNの日本に対しての力の入れようにはすごいものを感じる。現在ではJリーグの他にVリーグも扱っている。プロ野球も横浜ベイスターズと広島カープのホームゲームに限り全試合放送予定だ。さらにペナントレースだけでなくオープン戦まで配信するといった力の入れようである。

 DAZNは、今後サッカーをはじめとして放映内容を拡大することを検討している。プロ野球の試合数も増えるかもしれない。放送時間が切り上げられる心配をすることもなく、また電車などの移動中でもスポーツを楽しめるのだ。恐ろしいほど日本人顧客を取り込もうとしているDAZNの快進撃はまだまだ続くことが予想される。

関連記事

最新記事