TIOBE IndexでSwiftが初のトップ10入り
2017年3月12日 18:43
3月のTIOBE Indexで、Swiftが初めてトップ10に入っている。 Swiftは2015年7月以降、前月比で減少した月はあるものの前年比で減少した月はなく、順調にレーティングを伸ばしてきた。2015年12月にはObjective-Cを初めて上回り、その後16か月中10か月でObjective-Cを上回っている。3月は前年比0.68ポイント増の2.268%で、前年の14位から10位まで上昇した。一方のObjective-Cは2014年をピークに前年比での減少が続いていたが、2016年9月以降は前年比で増加に転じている。3月は前年比0.54ポイント増の1.997%となったが、順位は前年から1ランク下げて15位となっている。 1位~3位はJava、C、C++の順になっており、2015年4月にJavaがCを上回って1位になって以降は2年近く順位の変動がない。ただし、トップ3はいずれもレーティングを減らしており、2位のCは前年比6.86ポイント減の7.742%と半分近くまで減少している。1位のJavaも減少幅は大きく、4.14ポイント減の16.384ポイントとなった。3位のC++は1.54ポイント減の5.184%となっている。 4位~8位はC#(4.409%)、Python(3.919%)、Visual Basic .NET(3.174%)、PHP(3.009%)、JavaScript(2.667%)が2ポイント以内の差で並んでいる。前年との比較では6位のVisual Basic .NETと7位のPHPが入れ替わっただけだが、月単位では順位の入れ替わりが激しい。レーティングはPythonが前年比0.34ポイント減少している以外、1ポイント未満の増加となっている。9位のObject Pascal/Delphiは3年ほど前から増加傾向にあり、2月に9位となってトップ10入りしている。3月は前年比0.54ポイント増の2.544%となった。 トップ20で前年比1ポイント以上増加したのは17位のGoのみ。Goは前年比1.78ポイント増で1.982%となり、前年の48位から大きく上昇している。このほか、Rが0.73ポイント増の2.016%(16位→14位)、Scratchが0.70ポイント増の1.472%(26位→20位)などとなっている。