HMD Global、新「Nokia 3310」を発表
2017年3月2日 17:05
headless 曰く、 HMD Globalは26日、Nokiaのベストセラー「Nokia 3310」が現代によみがえる新Nokia 3310を発表した(プレスリリース、製品情報、The Vergeの記事[1]、[2])。
2000年に発売されたNokia 3310は全世界で1億3,600万台が売れ、史上最も売れた携帯電話の一つ。丸みを帯びた特徴的なデザインは、フィンランドを代表するデザインとしてフィンランドの国定絵文字にもなっている。
新Nokia 3310はオリジナルよりも丸みが強いデザインとなり、ボディーは大幅に薄型化している。ディスプレイも5行表示のモノクロディスプレイから2.4インチのカラーディスプレイ(QVGA)に変更された。また、オリジナルには搭載されていなかったカメラ(2メガピクセル+LEDフラッシュ)やmicroSDカードスロット(最大32GB)も搭載されている。
OSはSeries 30+、FMラジオやMP3プレイヤーのほか、Opera Miniも搭載されている。オリジナルに搭載されていたことで有名なゲーム「Snake」もプレイ可能だ。交換可能なバッテリーは1,200mAhで、最大通話時間は22.1時間、最大待ち受け時間は31日間などとなっている。なお、モバイルネットワークは2G(GSM 900/1800MHz)のみの対応だ。ボディーカラーはウォームレッド/ダークブルー/イエロー/グレーの4色で、2017年第2四半期の発売予定だ。価格は49ユーロ。
HMDでは同日、Androidスマートフォン「Nokia 3」および「Nokia 5」を発表しており、「Nokia 6」をグローバル展開することも明らかにしている。Nokia 6の平均小売価格は229ユーロとなり、グローバル展開を記念した限定版の「Nokia 6 Arte Black Limited Edition」(229ユーロ)も発売されるとのこと。
Nokia 3は5インチHDディスプレイを搭載し、CPUにクアッドコアのMTK 6737を採用した低価格モデルだ。OSはAndroid 7.0 Nougat、カメラはフロント/リアともに8メガピクセルで、価格は139ユーロ。一方、Nokia 5は5.2インチHDディスプレイを搭載し、CPUにSnapdragon 430を採用するミッドレンジモデルだ。OSはAndroid 7.1.1 Nougat、カメラは13メガピクセル/8メガピクセル(リア/フロント)で、価格は189ユーロとなる。Nokia 3/5ともにRAMは2GB、内蔵ストレージは16GBで、最大128GBのmicroSDカードを利用可能だ。対応ネットワークはGSM 850/900/1800/1900MHz、WCDMAバンド1/2/5/8、LTEバンド1/3/5/7/8/20/28/38/40となっている。