ウェス・アンダーソン最新作『Isle of Dogs(原題)』18年公開
2017年2月27日 11:36
ウェス・アンダーソン監督の最新作『Isle of Dogs(原題)』が製作開始されることが発表された。2018年の公開を予定している。
■最新作は、日本が舞台のアニメーション
『Isle of Dogs』の舞台は日本。失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険をストップモーション・アニメーションで描く。
■声優陣はスカヨハやヨーコ・オノなど豪華メンバー
声優陣は、アンダーソン作品常連の俳優陣であるビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、ハーヴェイ・カイテル、ティルダ・スウィントン、F・マーレイ・エイブラハム、ボブ・バラバン、野村訓市に加え、新たにスカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、ブライアン・クランストン、リーブ・シュライバー、コーユー・ランキン、ヨーコ・オノら多彩な才能が集結する。
■前作『グランド・ブダペスト・ホテル』の制作陣が再集結
制作陣は全世界で大ヒットし、アカデミー賞最多9部門ノミネート、最多4部門受賞のウェス・アンダーソン監督作『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)のメンバー。本作のために再結集する。
■ウェス・アンダーソンとは…
グランド・ブダペスト・ホテルのほか、天才マックスの世界、ザ・ロイヤル・テネンバウムズ、ファンタスティック Mr.FOXなど、実写からアニメまで抜群の映像センスで表現してきたウェス・アンダーソン。過去の作品では、ファッションも注目ポイントだった。プラダ(PRADA)、フェンディ(FENDI)などブランドからの協力を受け、出演する俳優たちはキュートに、時にスタイリッシュに着こなす。ブランドからの支持も強く、過去、プラダやH&Mのキャンペーン映像も手掛けてきた。アンダーソンは『Isle of Dogs』に関して、以下のようにコメント。「物語はどこが舞台でも起こり得るものですが、私たちは今回、とてもシンプルな理由で最新作の舞台として日本を選びました。それは私が狂おしいほど、日本の映画、アート、食べ物、そして文化が大好きだからです!私たちは黒澤明監督、宮崎駿監督作品に対して深い敬意を持っているのと同様に、北斎や広重の絵画、そして今作に協力いただいている、現在活躍中の数多くの日本人俳優、アーティスト、ミュージシャンに敬意を感じています。願わくば、この作品を通して、外国人である私から日本のストーリーテリングに対する熱烈な関心、尊敬の念、そして賞賛を伝えられれば幸いです。」
アンダーソンの見る日本とは一体どんなものなのか。彼の独創的なイマジネーションが生み出す、“誰も見たことがない日本”に期待したい。
■作品詳細
『Isle of Dogs(原題)』声の出演:スカーレット・ヨハンソン、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、ハーヴェイ・カイテル、ティルダ・スウィントン、F・マーレイ・エイブラハム、ボブ・バラバン、野村訓市公開時期:2018年