クラシカロイド 第19話「恋すれば死す」【感想レビュー】
2017年2月27日 08:13
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
話が進んだと思ったらコレだよ!!あとこのアニメちょっとした部分に本気を詰め込みすぎだよパッドくんの擬人化とか!!今回のハッシーとか!!
本来ならそろそろ佳境に入ってもおかしくないはずの残話数なのに本当にどうなるんでしょうかと思えるこの内容。着地点が本当に見えない上に予告が内容を忠実に表してはくれないので、毎回どうなるか分からないのが魅力でもあります。
そんなわけで今回もー!あらすじと感想に参りたいと思います!!
■クラシカロイド ♪19「 恋すれば死す 」
トーク番組に登場した「クラクラ」こと、バダとチャイコ。しかし二人の不仲とチャイコの態度の悪さに改善が見られず、ついに二人はバッハ直々にクビを言い渡され、音羽館の前で送迎車を下ろされてしまう。
そのことにショックを受けたチャイコは、ムジーク「白鳥の湖」を発動。
間近にいたバダだけでなく音羽館の住人まで巻き込んだこのムジークでは、音羽館の無口な住人、ハシビロコウのハッシーが魔王ロッドバルトとして君臨。
異常に恋に落ちやすい空間を作り出し、カップルが成立すると、黒鳥という名のカラフルなハシビロコウたちの餌食になってしまうという恐怖のムジークだった!!
ムジークの効果で次々とカップルになっていく面々。果たして、生き残ることができるのは……!?
■カップル判定、甘々?いえ、「恋に落ちる」ならこれでよし!?
さて今回まず思ったのは、チャイコちゃんの「カップル成立だべ」発言からくる違和感!
待ってこれカップル成立ってことでいいの!?まだカップルにもなってなくない!?という時点で成立判定されるので、周囲にピンクのオーラが漂ってきたらアウト!という認識でした。
それにしたってなんでこのタイミング?まだカップルになるずいぶん前の状態でアウト判定されてない?と疑問だったんですが、何度か見返してなんとなく分かった気がします。
あ、「恋に落ちる音」がしたらアウト判定なんだな、と!!
……「メルト」はもう古いでしょうか。古いんですかね。でもなんとなく、「恋ーにー落ーちぃーぃる、音っがっしったっ♪」のまさにその瞬間で判断されているのかなぁと。
それにしたってモツのアレはカップル判定厳しすぎるだろと思うわけですが。
でも白鳥の湖がテーマで、最初は恋に落ちると死ぬ、そのうち、恋に落ちることで救われるという展開に変わるところは、原曲から解釈が分かれていく新演出のバレエの展開を踏まえていておもしろいですよね。まさか作者自身のチャイコちゃん自身がメッセレル版以降の演出を用いたムジークを使うとは思っていませんでしたが!
クラクラの二人の様子を見るに、このムジークの中で「恋に落ちる」ことは、絆を深めるという意味があったのかもしれません。
でもやっぱりモツのアレはカップル判定厳しすぎるだろと思うわけですが。
■クラクラは結局、不仲が醍醐味?
さて、以前からかなりなかの悪さが加速していたクラクラですが、今回でその部分も一皮剥けることができたようです。
そしてファンの方も、もはや不仲なのがクラクラの個性!味!と認識を新たにしたようで、ライブのMCもかなりフランクになったのかなーと思いました。
ただこの部分、バッハ様が想定していた流れとは違ったんですね!やっぱりこの方、完璧超人ではないんだな!よかった!
それでこその「 クラシカロイド 」!!
ここまで来たら、クラクラの二人には是非バラドルを目指してもらいたいですね!汚れ役やらされて喧嘩して笑いとるくらいの感じで!!
さて、来週はモツ回!……モツ回って言うとなんかモツ鍋とかモツ煮込みとかそのあたり連想しますが気にしない方向でお願いします。
とにかくモツ回!さすがの音羽館の面々も堪忍袋の緒が切れると言うことですが、果たしてどうなるのか……?
(あにぶ編集部/井之上)
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