三陽商会「ポール・スチュアート」、女性管理職向けにファッションセミナー
2017年2月23日 16:58
国際イメージコンサルタントの大森ひとみさん(写真右)がエグゼクティブにふさわしいファッションをアドバイス
「ポール・スチュアート」(三陽商会)は21日、女性管理職を対象にしたファッションセミナー「ドレス フォー サクセス―国際イメージコンサルタントに学ぶプレゼンテーションスタイル」を東京・青山店で開いた。経営者層を中心に50人を招き、ビジネスシーンにふさわしい服装やメイクについて指南した。
商談や会食などビジネスシーンでの活動が多くなる管理職クラスの女性に向け、TPOに合ったファッションコーディネートを指南するもの。セミナーは、プレゼンテーションなどの勝負どきを想定した「攻めのファッション」編と、謝罪などより誠実な姿勢が求められる場面を想定した「守りのファッション」編に分けて進行。それぞれのシーンにふさわしいコーディネートやメイクについて、ジャケットのカラーやインナーのデザイン、アクセサリーの合わせ方、アイメイクの描き方に至るまで、女性モデルを使いながら詳しくレクチャーした。講師を務めた国際イメージコンサルタントの大森ひとみさんは、「ビジネスにおけるファッションは、その人のキャリアやスキルを映し出すもの。エグゼクティブにふさわしい服とは、自身が伝えたいメッセージと外見が合致していること。ファッションを変えることで、これまで通らなかった意見を受け入れてもらえたり、昇進のチャンスが来たという実例もある」と語った。
セミナーの後は、メイクアップのアドバイスや、「ポール・スチュアート」の新作ジャケット「ファーストジャケット(FITST JACKET)」を中心としたショッピングイベントを開催。大学で講義も行っているという40歳代の女性は、メイクに関するアドバイスを受けた後、「今まで自己流でやっていたメイクが与える印象は、自分がなりたいイメージと逆だということがわかり、とても新鮮に感じた。ファッションについても、シーン別にわかりやすく教えていただけたので、改めておしゃれを楽しみたいという気持ちが強くなった」と話した。
昨年4月の女性活躍推進法施行に合わせ、「ポール・スチュアート」では、管理職クラスの女性に向けた施策を強化している。女性の社会進出がさらに期待される一方、ロールモデルが少なく、女性エグゼクティブのドレスコードが確立されていないことを受け、今回のセミナーを企画した。「時代に合ったビジネススタイルについて、お客様のニーズを捉えながら提案していきたい」(三陽商会)。今後も同様のイベントを継続する計画で、次回は今秋の開催を予定している。
セミナー後編ではメイクアップアーティスト・佐藤洋樹氏によるアイメイクのレッスンが行われた
セミナー後は参加者が実際にメイクのアドバイスを受けられる時間も設けた
ポール・スチュアートが今月発売した「ファーストジャケット」は、身体のラインを美しく見せるシャープなデザインが特徴。リップスティックやスマートフォンが入るポケット、フラワーホールやポケットチーフを内蔵した胸ポケットなどを備え、幅広いビジネスシーンに対応する。ライトグレーとネイビーの2色展開で、7万9,000円(+税)。
■ポール・スチュアート 公式サイト http://www.paulstuart.jp
(編集部)