泳いでいる人にかかる抵抗は速度の3乗に比例する

2017年2月22日 19:14

 水中で泳いでいるスイマーに対して働く水の抵抗力は、泳速の3乗に比例するということが東京工業大学や筑波大学などの研究者らによって明らかになった(東工大の発表)。

 研究では実験用回流水槽中をスイマーに泳いでもらい、その腰の部分に取り付けたワイヤー経由でさまざまな流速時のスイマーの推進力を測定する、という方法でスイマーにかかる抵抗を推定した。その結果、抵抗は速度の約3乗に比例して増加するということが分かったという。スイマーが水流によって受ける抵抗は泳ぐ速度の2乗に比例して増加していたが、スイマーが泳ぐことによって受ける抵抗はこれとは異なるという結果となっている。

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