ヘイリー・モリス・カフィエーロ写真展「WAIT WATCHERS」NYで開催
2017年2月22日 12:06
ヘイリー・モリス・カフィエーロは、アメリカのアトランタ生まれ、ノースフロリダ大学で1999年に写真学の学士号を取得。彼女の写真は、Le Monde、New York Magazine、Salonなど数多くの有名新聞、雑誌で紹介されており、メンフィスカレッジオブアートで写真学の准教授もしている。
今回、ニューヨーク・ブルックリンにあるUNITED PHOTO INDUSTRIES GALLERYにて写真展「WAIT WATCHERS」を開催。彼女にとって初のニューヨークでの個展となる。
ヘイリーは「4年前、私はタイムズスクエアでセルフポートレートを撮っていたときに、たまたますぐ後ろにいた男性が写りこんでしまったことがあったのです。そこに写った彼の表情には私への軽蔑の色が見えたのです。このことは、人がどのように"視線"で感情を投影し、他者の見た目をどのように解釈するかという研究につながったのです。それがWait Watchersの写真シリーズを始めたキッカケです」と語っている。
彼女の写真は、"写真に写る通行人"の自分に向ける遠慮のない視線の中に、ボディーランゲージの1つとして批判的、軽蔑、侮蔑など、そこにどんな感情が存在しているかを如実に映し出してしまう。あたかもその視線は、言語などよりもはるかに"雄弁"で、実に残酷でリアルだ。
開催は、3月2日から4月21日まで。なお、3月2日(木)午後6時から9時まで、ヘイリー・モリス・カフィエーロの個展オープニングを祝うため、当会場にてレセプションが開催される。
UNITED PHOTO INDUSTRIES GALLERY
16 MAIN STREET, GALLERY B
DUMBO BROOKLYN NY 11201(記事:マーヴェリック・記事一覧を見る)