ジョン ローレンス サリバン、2017年春夏ウィメンズコレクション紹介

2017年2月20日 08:36

 ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)の2017年春夏ウィメンズコレクションは、メンズコレクション同様に、ドイツのムードがキーワードとなっている。

 キーカラーは、レッド、イエロー、ブラック。ドイツ国旗の3色が、深みのあるバーガンディやシックなマスタードへと変化しながら基軸として進行している。また、ドイツを示す文字も登場。ハイネックトップスやスウェットシャツには「deutsch」のロゴが添えられ、過去に存在したドイツのタイポグラフィもデザインとして取り入れられている。

 ドイツ建築や音楽から得たヒントは、ユニークなシルエット形成を手助けした。ここ数シーズンビック&ワイドなシルエットが続いていたジョン ローレンス サリバンであったが、今季はフレアがポイントに。クロップドパンツもワンピースの袖もパンツスーツの裾も、どれも左右に広がるゆるやかなラインを描いている。

 また、ディテールによってフレアになるような工夫も。ストライプシャツは、バックスタイルに並んだボタンを開閉させることで広がるように設計。ベルベットのボンバージャケットは、背中にあしらったジップを上下に開くことでシルエットのアレンジが楽しめる。

 素材は、ぎゅっと詰まったようなしっかりしたものが多い。カシミヤと同じ織り方で仕上げた光沢あるウールや厚地のサテン、毛並みのよいヘアカーフレザー。また、ベルベットはコーディングを施して、ひび割れしたようなアンティーク調の風合いに。パテントレザーやパイソンなど力強い面子も揃っている。

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