【注目銘柄】イーエムシステムズは17年3月期第3四半期累計大幅増益で通期増額の可能性

2017年2月17日 13:27

 イーエムシステムズ<4820>(東1)に注目したい。調剤薬局向けシステム開発の大手である。17年3月期第3四半期累計の連結業績が大幅増益となり、通期利益予想に増額の可能性がありそうだ。株価は戻り高値圏だ。日柄調整が完了して上値を試す展開が期待される。07年以来の2000円台が視野に入りそうだ。

 2月9日発表した17年3月期第3四半期累計(4~12月)連結業績は、売上高が前年同期比3.6%増の98億43百万円、営業利益が同54.9%増の17億73百万円、経常利益が同42.8%増の21億89百万円、純利益が同19.5%増の14億36百万円だった。調剤システム事業の好調が牽引し、医科システム事業の赤字縮小も寄与した。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比5.3%増の139億円、営業利益が同10.1%増の20億50百万円、経常利益が同4.2%増の25億50百万円、純利益が同3.6%増の16億80百万円としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が70.8%、営業利益が86.5%、経常利益が85.8%、純利益が85.5%で、利益進捗率が高水準である。通期利益予想は増額の可能性があるだろう。

 株価は16年10月の昨年来高値1750円から一旦反落したが、直近安値圏の1400円台から切り返し、戻り高値圏1600円台で推移している。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって13週移動平均線を回復した。日柄調整が完了して上値を試す展開が期待される。07年以来の2000円台が視野に入りそうだ。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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