中国自動車業界は16年に14%増収、総額138.64兆円に拡大
2017年2月17日 09:32
*09:32JST 中国自動車業界は16年に14%増収、総額138.64兆円に拡大
中国の自動車産業が安定的に成長している。業界全体の主要事業売上高は、2016年通年で8兆3345億2500万人民元(約138兆6400億円)に達した。前年同期比の伸びは13.79%。15年実績を9.06ポイント上回ったという。汽車工業協会がこのほど報告した。
実現利益は10.66%拡大し、合算で6886億2400万人民元に積み上がっている。
一方、輸出入の総額は0.62%減の1564億米ドル(約17兆8100億円)。輸入が3.13%増の797億4600万米ドルに上ったものの、輸出は4.24%減の766億5400万米ドルに落ち込んだ。競争力が弱いために、貿易赤字は30億9200万米ドルに拡大している。
うち完成車の場合、輸出台数は7.19%増の80万9800台に達したものの、輸出額は8.15%減の114億2300万米ドルに低迷した。1台当たりの輸出単価は2400米ドルの低下。1万4100米ドル(約160万6000円)に値下がりした。海外輸出の動向は、トラックが不振、乗用車が小幅ながら増勢に転換、バスが大きく伸びたという。トラック・乗用車・バスの輸出台数は合計66万2400台。完成車輸出台数の81.80%を占めた。完成車輸出全体に占めるトラック・乗用車・バスの比率は14年以降、3年連続で縮小している。
【亜州IR】《ZN》