【注目銘柄】鈴木は増額修正を材料視して急伸、802円高値を目指す展開に期待

2017年2月14日 11:43

■17年6月期第2四半期累計が計画超で通期予想を増額修正

 自動車電装品・電子部品のコネクタを主力としている鈴木<6785>(東1)は14日、65円高(11.09%高)の586円まで上げて急伸している。東証1部値上がり率は第8位となっている。2月13日発表した17年6月期第2四半期累計の連結業績が計画超となり、通期連結業績予想を増額修正したことを材料視している。

 株価は安値圏500円近辺でモミ合う展開だったが、本日(14日)は65円高(11.09%高)の586円まで上げて急伸している。増額修正を好感して2015年6月30日につけた802円高値を目指す展開が期待される。

 17年6月期第2四半期累計(7~12月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.2%減の114億56百万円、営業利益が同2.4%増の8億32百万円、経常利益が同7.3%減の6億32百万円、純利益が同48.4%増の2億94百万円だった。

 全体としては減収だが、計画に対して売上高は1億28百万円、営業利益は4億08百万円、経常利益は2億05百万円、純利益は1億33百万円上振れ、営業減益予想から一転して営業増益での着地となった。自動車電装向け部品が堅調に推移し、民生向けコネクタ用部品もスマホ向けが想定を上回った。

 通期連結業績予想は、売上高を3億13百万円増額して16年6月期比1.2%増の233億75百万円、営業利益を3億83百万円増額して同11.3%減の12億74百万円、経常利益を3億17百万円増額して同5.0%減の12億円、純利益を2億14百万円増額して同3.5倍の5億77百万円とした。

 期初計画に対して営業減益幅が縮小する見込みとなった。修正後の通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.0%、営業利益65.3%、経常利益52.7%、純利益51.0%である。利益予想は再増額余地がありそうだ。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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