この素晴らしい世界に祝福を!2 第4話「この貴族の令嬢に良縁を!」【感想レビュー】

2017年2月12日 14:17

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

  今回の話はとにかくヤバい! このすば史上最高レベルにひどい! 何がひどいかって? それは・・・ダクネスの異常なまでの変態ぶりです。確かに、彼女がそういう人物だということは分かっていましたが、今回の話を見れば、それを遥かに上回る衝撃をあなたに与えてくれることでしょう。

  そんな第4話のあらすじと感想に、早速いってみたいと思います!

■この素晴らしい世界に祝福を!2 第4話「この貴族の令嬢に良縁を!」


  久しぶりにカズマ達と合流したダクネス。彼女の話によると、領主アルダープの息子との縁談話を持ち掛けられているらしい。だが、本人は冒険を続けたいと言う思いからその話に乗り気ではなかった。彼女の頼みで、破談の手助けをすることになったカズマ達。だが、カズマだけはこれをチャンスだと思い・・・。

■久しぶりにダクネスが戻ってくる!


  キールのダンジョンクエストをクリアしたというのに、未だに質素な生活を続けているカズマ達。というのも、有り金全部を酒代に使ってしまったアクアが原因だった。なんていう計画性のなさだ。そんなアクアにキレて、彼女が抱いて寝るほどに大事にしている高級シュワシュワを質屋に売り払おうとするカズマの顔がゲスすぎる。必死に抵抗するアクアだが、それならばと彼女の女神の象徴である羽衣をスティールで強引に盗み取る。序盤からカズマさん飛ばしすぎ(笑)。争いを続ける2人のところに、突如貴族風の服装に身を包んだお嬢様が慌てて姿を現すのだった・・・。うん? ダクネスだよね・・・?

  「あんた誰?」と言われ、悦に浸るお嬢様。そんな彼女の反応を見て、初めてダクネスであることを理解したカズマ達であった。いや、そんなところで理解されてもね・・・(笑)。彼女に心配の声をかけるが、それは別の意味での心配だった。そう、彼女が大人の階段を上ってしまったのではないかという。必死に言い訳をし、結局は何もされていないことが分かったのだが、その代わりに彼女はイケメンの似顔絵が描かれた紙を見せつけた。それを見た瞬間、とっさに破ってしまうカズマ。お前、イケメンに憎しみでもあるのか? そのイケメンの正体は、アルダープの息子だと言うのだ。そして、カズマの無罪証明の代償として、彼とのお見合いをするという話に向かっているのだという。特に、彼女の父がそのお見合い話に乗り気らしく、そんな父を説得してほしいと頼み込むダクネス。このまま放っておけば、大事な仲間が嫁に行ってしまう・・・? 裏を返せば「うちのパーティーから攻撃が当たらないクルセイダーが寿退社する」と都合のいいように解釈するカズマは、相変わらずクズというか何というか(笑)。そして、せっかくアクアが直してくれたイケメンの紙を、何か閃いたように再び破るのであった。

  見合いを断れば、もっとひどい事を要求してくるに違いないと、見合いを受けることを勧めるカズマ。そして、その見合いを受けたうえでそれをぶち壊すと言ってのけたのだ。それを聞いてダクネスも大いに納得したようだが、あなた騙されてますよ・・・(笑)。さっきのカズマを見てたら誰もがそう思うでしょうね。そう、絶対に裏切ると! そんなところにセナが訪れる。何やら街の周囲に謎のモンスターが溢れているそうなのだが、心当たりがないカズマ。出頭命令を出す彼女に、めぐみんがダクネスという大切な仲間を放っておけないと、久しぶりにカッコいいところを見せてくれた・・・はずなのだが、それをカズマが全てぶち壊す。そんな彼女を見たカズマは、肝心な時に頭がキレると警戒し、彼女一人だけをモンスター討伐に行かせたのだ。な、なんて最低な男だ! 自らの計画のために仲間をも排除するとは(笑)。ここまでくるとさすがに清々しい。「お前にしかできないことなんだ」と、カッコつけるカズマに思わず爆笑。

  ダクネスの屋敷に向かう一行。父にお見合いを受けることを伝えるのだが、その時自らのことを本名「ララティーナ」 と呼ぶのだった。それを聞いて笑いをこらえるアクアとカズマ。うん、あなたたちの気持ちは痛いほどわかる。私はとっくに吹き出したけど、父親の前では笑えないわな。

 臨時の執事とメイドとして、ダクネスのお見合いに付き添うことになったアクアとカズマ。実はカズマ、ダクネスの父からお見合いが上手くいったあかつきには報酬を用意すると言われていたのだ。それを聞いて、とてもやる気になっている。そもそもお前、最初からそのつもりだったよな(笑)。

  段取りを確認し、いざ本番へ! そして父に告げるのであった。「見合いを受けはしたが、結婚するなどとは言ってはいない! ぶち壊してやる!」と。おいおい、性格変わりすぎやしないか!? 今までの高貴な感じはどこへ行ったのやら。だが、そんな彼女を「はしたない言葉はおやめください」と諫めたのが、カズマであった。カズマよ、ナイスタイミング(笑)。なんて卑怯な男なのでしょう・・・。「お嬢様の幸せが、自分の望みです」とキラキラした顔で言うが、こんなに外見と中身の本音が合っていないのも凄い。

この素晴らしい世界に祝福を!2 第4話「この貴族の令嬢に良縁を!」

画像引用元:© 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

■ダクネス・・・あなたって人は・・・


  揉めてるうちに、アルダープの息子であるバルターが姿を現す。そんな彼に食ってかかろうとするダクネスのドレスを踏みつけて、転げさせたのもカズマなのであった。素晴らしすぎるぞ、カズマ。もちろん、ダクネスはご立腹なのだが、家の名前に傷をつけたくないを言い訳をする。だが、彼女はむしろそうしてほしいと望むのであった。傷がついて悪評が広がれば、嫁の貰い手がいなくなる。つまり、冒険者稼業を続けることができると。そして、「魔王軍の手先に捕えられて、組み伏せられて、私はそんな人生を送りたい!」と、ついに言い切ってしまったのだ! なんてヤツや・・・。ここまでぶっ飛んでるやつだったとは。だが、これはまだ序の口に過ぎなかった。バルターは人柄がすごく良くて、努力家らしい。だが、そんなのは彼女にとって全く理想の相手ではなかったのだ。彼女が理想とする相手、それは・・・

 下卑た笑みを浮かべ、舐め回すようないやらしい視線を向け、外見はパッとせず、年中発情してスケベそうなのは必須で、人生を舐め腐っていて、借金があれば尚良で、働きもせずに酒ばかり飲んで、空のビンを彼女に投げつけて、挙句の果てには彼女に「おいダクネス、そのいやらしい体を使ってちょっと金を稼いでこい」と言う男が理想なのだ・・・・・・・!?!?

 ちょ、ちょっと待てって・・・。この人、完全におかしい・・・.救いようがなさすぎて、もう黙って傍観することしかできない。このシーンで、彼女へのイメージが180度変化してしまった。一言言わせてもらうならば、コイツはヤバすぎる!

  そして、ようやくお見合いが始まる。ダクネスが何か良からぬことを言いそうになるたびに、後ろにいるカズマが彼女の首元に冷却魔法を連発するのだった。カズマさん、マジ鬼畜。だが、それで興奮しているダクネスはさすがだった。

  そして、父抜きで庭の散歩へと向かうダクネス達。趣味を聞かれて、ゴブリン狩りと言った瞬間にど突くカズマ。だが、そんなカズマとダクネスを見て、仲がいいですねと複雑な表情になるバルター。やりすぎたかと思うカズマに対し、ダクネスはチャンスと思ったのか、これよとばかりにカズマとの親密さをアピールするのであった。食事もお風呂に入る時も、寝る時も一緒だと語っておきながら、一人で興奮するのやめてください(笑)。だったら言わなければいい話ですよ。とうとうしびれを切らしたダクネスは、自らのドレスを破き始め、修練所でバルターの素質を見定めると豪語する。

 だが、もちろん騎士である彼には女性に剣を向けることなどできない。実のところ、バルターは今回のお見合いを断るつもりでいたらしい。だが、今までの彼女を見て興味が湧いてきたそう。嘘だろ・・・? 普通に考えたらドン引きするレベルなんですが(笑)。このバルターって人もちょっと変わってるのかもしれない。

■相変わらずゲスなカズマなのであった


この素晴らしい世界に祝福を!2 第4話「この貴族の令嬢に良縁を!」

画像引用元:© 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

  修練所にて、木刀で手合わせをすることになったバルターとダクネスなのだが、力の差は歴然で、明らかにバルターの方が上手だった。だが、ダクネスは彼の攻撃に怯んだり、倒れたりすることもなく、むしろ興奮した様子でもっとやれと言わんばかり剣幕で彼に迫るのであった。相変わらずやな。ついにバルターが折れて負けを認めた。彼女の堅い意志に負けたと思っているのだろうが、彼女の本性を知ったらどう思うんでしょうね・・・(笑)。

 そして、なぜかダクネスはカズマを指名して戦うことに。木刀を使って戦う!? カズマにはそんな常識は通用しなかった。向かい合ったとたんに、クリエイトウォーターと水魔法で彼女を一瞬にしてびしょびしょにしてしまうのであった・・・。カズマ、恐ろしすぎるぞ。でも、ダクネスは喜んでるからいいのかな? そして容赦なく、フリーズを発動させるのであった。真冬だと言うのにこの仕打ち。さすがはクズマだ! 発狂してカズマに迫るダクネス。何、この絵面? どこから突っ込んでいいのか全く分からないんですけど(笑)。カズマと力の押し合いに。だが、力では明らかにダクネスの方が上だ。そんな彼女にドレインタッチを使い、彼女の体力を吸収していくカズマは最高すぎる。それでも怯まないダクネス。熱い、熱いぞ。カズマの骨が折れるか、ダクネスの体力が尽きるか。勝負は全く持って互角だ。だが、そんな中カズマがある提案を持ち掛ける。それは、勝ったほうが相手の言うことを何でも一つ聞くというものだった。

 あれ、ダクネスさん・・・? なんだか急に力が弱まってますけど? いや、そもそも自分で緩めてるのかよ! ご褒美欲しさに自ら負けを選ぼうとする姿勢に呆れました。カズマに凄いことをしてやると言われ、勝手に昇天してしまったダクネスはその場に倒れこむ。まれにみるクソみたいな勝負でしたね。そんな地獄絵図を見た父。アクアが、カズマとバルターがやったと指さす。それを聞いて「よし処刑しろ」と淡々と言うさまはシュールだった。

  ぐっすりと眠っているダクネス。そんな彼女を囲んで、父からダクネスの過去話を聞かされる面々。ほんの少しだけいい雰囲気に。バルターは、カズマがいなかったらダクネスを本気で嫁にほしいと思っているそう。マジかよ・・・彼女の本性知ったら絶対後悔するぞ(笑)。そして、目を覚ましたダクネスが最初に発した言葉が「この状態は、事後なのか?」と。なんでもかんでも変な方向に捕えるなって。そして、彼女は更に予想外の言葉を発するのだった。それは、自分のおなかの中にはカズマの子供がいるということ。お前、一体何がしたいんだ?それを聞いて、諦めきったような顔で去っていくバルター。そして号泣して初孫が拝めると喜ぶ父。そして、何が起きたのか分からずに混乱するアクア。そんな状況の中、セナがめぐみんを連れて屋敷を訪れるのであった・・・。

■とにかくダクネスがひどすぎて言葉が出ない回だった・・・!


  第4話を視聴して印象に残ったこと? それはダクネスのうちに眠る欲望と性癖が露わになったということでしょう。強烈すぎてこれしか頭に入ってこなかったですね。特に最高だったのは、彼女の理想の男性像を語ったシーン。まさか自分の体を使って稼いでこいと言う人がタイプだったとは・・・。何をどうすればこんな思考の人間が育ってしまうのか。あまりのぶっ飛びぶりに、恐怖すら覚えてしまった、てる吉なのでした。そして、最後にはセナがめぐみんと共に慌てたような表情で登場してきましたね。めぐみんが一体何かやらかしたのでしょうか? 何が起きているのか楽しみにしながら、次回の放送を待ちたいと思います。

  原作:暁なつめ       監督:金崎貴臣       出演:福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣  他       製作:スタジオディーン       公式サイト:http://konosuba.com/

 この素晴らしい世界に祝福を!2 感想レビューのまとめ

(あにぶ編集部/てる吉)

© 2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会

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