意外とあるよ、たぬきの出て来るアニメ特集!
2017年2月11日 21:28
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
アニメによく出る動物といえばなんでしょう。一番多いのはやはり猫でしょうか。『けいおん!』『猫の恩返し』など沢山のアニメに登場しています。他にも、『ご注文はうさぎですか?』でうさぎが出たり、『ぼのぼの』でらっこやアライグマが出たり、探せばいろいろあるものです。
今回は、そんなアニメに出てくる動物の中でも「たぬき」に注目してみたいと思います。
■タイトルからしてたぬき!『平成狸合戦ぽんぽこ』
まず一つめは、『平成狸合戦ぽんぽこ』。もうタイトルからしてたぬきです。たぬき全開です。主人公がもうたぬきですからね。
このアニメ、あのスタジオジブリ制作の劇場アニメ作品なんです。タイトルくらいは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
たぬき達の物語なので、子供向け作品のイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、意外にも中身は結構重いです。
物語の舞台は開発が進む多摩ニュータウン。
山が伐採され、住処を追われたたぬき達の反逆の物語です。『平成狸合戦ぽんぽこ』に登場するたぬき達は、二足歩行をしたり言葉を話すことが出来、さらには変化の術すら使いこなします。
人間達の勝手な行いに怒ったたぬき達が、人間など殺してしまえ! と過激な行動に出ます。
人やモノに化けて驚かし、重傷者が出るほどの事故を引き起こしたり、お化けに変身して山の祟りを演じたり、します。そう、重傷者が出るんです。人間は人間で、罠を仕掛けてたぬきを捉えたり、車でたぬきを轢き殺したりしています。
かなり過激です。
そんなこのアニメのキャッチコピーは、「タヌキだってがんばってるんだよォ」。
このアニメを見ると、都市開発についていろいろと考えさせられてしまいます。
■日常系?コメディアニメ『それでも町は廻っている』
二つ目は、2010年10月~12月の間に放送されたアニメ、『それでも町は廻っている』です。
女子高生・嵐山歩鳥とその周囲を描く日常系コメディアニメです。このアニメの面白いところは、舞台が高校だけではないというところ。なんと、子供から大人まで個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。
また、日常系とは言いつつも、死後の世界が出てくるちょっと不思議な話や、宇宙人が登場するSFっぽい話、推理シーンのあるミステリーみたいな話など、ストーリーのバリエーションも豊富。
一作で様々な要素を楽しめてしまう贅沢なアニメです。
その多彩な登場人物の中に、ジョセフィーヌという飼い犬がいます。犬ということになっているのですが、どう見てもたぬきです。そんなジョセフィーヌの活躍するエピソードもあるのです。可愛くて面白いジョセフィーヌに注目です。
■2017年4月からTVアニメ第二期の放送スタートの『有頂天家族』にもたぬきでてます
最後にご紹介するのは、2017年4月からTVアニメ第二期の放送がはじまる、『有頂天家族』です。原作小説の作者は、高い文章力×個性的な文章が特徴的な森見登美彦先生。その独特な語りを再現した、文学的でユーモアにも溢れたアニメです。
主人公・下鴨矢三郎は下鴨神社・糺の森(京都)に暮らすたぬき。人の姿に化けることができるたぬきです。「面白きことは良きことなり!」の精神を掲げ、自由気ままな毎日を生きています。
そんな彼とその家族が、狸鍋を目論む集団に襲われ――というストーリーです。
家族愛も描かれたアニメです。
どれも癖の強いアニメです。少し変わったアニメや、程よく考えさせられたいアニメを見たい方にオススメな作品です。もちろん、たぬき愛好家にもオススメですよ。
(あにぶ編集部/星崎梓)