中国:サムスンSDI天津工場で火災、バッテリーから出火か
2017年2月9日 15:37
*15:37JST 中国:サムスンSDI天津工場で火災、バッテリーから出火か
天津市武清公安消防支隊は8日、韓国サムスン電子傘下のバッテリー製造会社サムスンSDIの合弁工場(武清開発区)で、同日午後6時ごろに火災が発生したことを明らかにした。リチウムイオンバッテリーと半完成品から出火したとみられている。けが人はなかった。中国新聞網が伝えた。
同消防支隊は出火の通報を受けた後、消防車19台を出動させ、消火活動に当たった。従業員約600人が避難したとされる。
火災が起きた合弁工場は、サムスンSDIと天津市中環電子信息集団が1996年に設立したもの。総投資額は5億2000万米ドル(約583億円)で、敷地面積は50万平米に上る。サムスン電子だけでなく、米アップルや台湾HTC、フィンランドのノキアなどにリチウムイオンバッテリーを納入している。
なお、昨年発火問題を起こしたサムスンのスマートフォン「ギャラクシーノート7」のバッテリーの多くは、サムスンSDIが生産していたとの情報もある。
【亜州IR】《ZN》