政宗くんのリベンジ 第4話「今そこにある危機」【感想レビュー】

2017年2月6日 08:33

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

  前回は、待ちに待った初デート・・・かと思いきや、まさかの愛姫の服装がコスプレ衣装であることに度肝を抜かれ、思わず爆笑させられてしまった、てる吉です。

  それでは、第4話のあらすじと感想にいってみたいと思います。

■政宗くんのリベンジ 第4話「今そこにある危機」


  デッドオアラブ作戦のラストスパートをかけるため、少女漫画を熟読し、その通りに実行しようとする政宗。だが、愛姫はその行動に引いてしまっている。吉乃は、攻める一方ではなく、時には突き放すような態度も必要だと彼に助言し、彼はその言葉を信じて実行する・・・。

■ 少女漫画の読みすぎだろ・・・


  少女漫画を熟読して、大事な部分に付箋まで貼っている政宗。普通の人から見ればかなり気持ちの悪い行動だ。それを勉強していると勘違いする妹もなんだか不憫である。復讐もやり方は勉強と一緒だと豪語する彼。果たしてどうなっていくのであろうか。

  次の計画で復讐を現実のものにすると張り切る政宗。補習室での席もワザと愛姫の隣を選んで座る。授業中も愛姫の方をじっと見つめる政宗に、彼女は照れているのか集中できていない模様。顔を赤くして「前向いたら?」と言う彼女は何とも可愛らしかった。「俺はもう、お前しか見えない」とカッコつける彼にドン引きの彼女。まあ、そりゃそうなるわな(笑)。そもそも少女漫画の通りにやろうとするのが間違っている!

  放課後の学校。雨が降っているのに傘を持ってきていない愛姫は、足止めをくらう。そんな時に現れたのが政宗だった。傘を差し出し「お前の涙だと思えば、雨に濡れるのも悪くない」と。気持ち悪すぎる(笑)! なんでこう恥ずかしいセリフを次から次へと平気で言えてしまうのか・・・。メンタル強すぎだろ。若干引き気味の彼女に無理に傘を手渡すと、雨の中を走り去って行く。自信満々に、完全に計画が決まったと大喜びの政宗だが、本当にそうだろうか?

  案の定、吉乃から愛姫が「マジキモい」と言っていたことを告げられる。しかも今日だけで24回もらしい。24回とか相当な数だな。吉乃から「押しまくるだけじゃダメ。メリハリが大事」とアドバイスを受ける。次は思いっきり冷たくするくらいでもいいそう。吉乃さん、良く分かってらっしゃる。さすが正宗の師匠だ。彼の前では怖い感じの吉乃だが、屋敷に帰ったとたんに愛姫にペコペコするこのギャップが何とも言えない魅力を感じてしまう。

■時には冷たくすることも大事


  冷たくするといっても、逆に嫌われてしまうのではないかと心配になる政宗。迷いを抱えながら廊下を歩いていると、バッタリと愛姫に遭遇してしまう。条件反射で彼女に声をかけようとするが、吉乃の言葉を思い出してためらう。そして、傘を返そうとする彼女を無視して、通り過ぎてしまうのだった。ついにやってしまったか・・・。ここまで積み上げてきた好感度も一気になくなるかもしれない。だが、後戻りはもう出来ないのであった。補習室でも彼女を無視し、遠く離れた席へ座る。帰り際も他の生徒と話をするだけで、彼女を相手にするそぶりを見せない。そんな彼を見つめる愛姫の表情は、何が起きているのか分からないといった表情だった。なんだか愛姫がちょっと可哀想に思えてきた・・・。

  後日、吉乃と歩く愛姫に出くわす政宗。自信満々に彼女の反応を待つ彼だったが、それとは裏腹に彼女は知らん顔をしてその場を立ち去るのだった。引き留めようとする彼に、目線で「ダメよ」と言わんばかりの吉乃さん、怖すぎる・・・(笑)。とりあえず師匠の言葉を信じて、必死に声をかけようとするのを我慢する政宗が面白い。そんな彼を事あるごとに監視する吉乃さん、半端ないです。

■デレた愛姫・・・あなたは天使だった


政宗くんのリベンジ 第4話「今そこにある危機」【感想レビュー】

画像引用元:©竹岡葉月・Tiv・一迅社/「政宗くんのリベンジ」製作委員会

  ずっとこのままで終わってしまうのではないかと焦る政宗。だが、愛姫が廊下で彼の事を待ち伏せていた。それも威圧感のある凄い形相で睨みつけていて・・・。め、めっちゃ怒ってらっしゃる!? 「話があるんだけど」と発する愛姫の口調は、それはもう政宗が恐怖するほどで。逃げようとする彼に傘を投げつける。それに怒る政宗だが、「何するんだじゃないわよ。聞きたいのはこっちよ!」と、彼の行く手を阻む。タイミングを見計らい、何とか逃げることに成功・・・するわけもなく、ネクタイを掴まれて床に倒されるシーンに爆笑。ネクタイを掴んだまま「あなたバカなの? バカなの? いったい何がしたいの?」と、ご乱心の様子の愛姫。だが次の瞬間、予想もしないシチュエーションが訪れる! 「無視するなんて何のつもりよ・・・。どうしていいか、分からないじゃない・・・」と、寂しげな声で顔を真っ赤にして呟いたのだ!! あの愛姫様がですよ!まさかの出来事にドキドキしてしまった私。ついにデレた表情を見せてくれた彼女。その姿は、とても言葉では言い表せないほど愛らしくて、抱きしめてあげたいくらいに最高だった。愛姫さん、是非とも私の嫁になってはくれないでしょうか? 夕焼けの背景と相まって、その素敵なシーンはずっと脳裏から離れないことでしょう。おいおい、政宗よ。デレた愛姫が可愛いのは分かるけど、自分まで顔を真っ赤にしてどうする(笑)。

 ワザと知らんぷりをしたこと知り「最低、信じられない」と嘆く彼女だが、その声には全く棘がなく、むしろ悩ましい口調だった。そんな彼女の反応を見て、チャンスだと思った彼は、勝負に出ることにする。だが、彼女から「私なんかのどこがいいの?」と迫られる。思いもしない問いに、頭が混乱する政宗。良く考えてみても、彼女の悪いところばかりが思い浮かんできて、いいところが見つからないのであった。返答を待つ彼女の女の子らしい表情が天使すぎる。ごまかそうとするために、彼女の全部が好きと言ってその場を逃げてしまう政宗なのであった。あらあら・・・せっかくのチャンスだったのに。勿体なさすぎるぞ!

  逃げてきた彼に「バカ?」と、冷たい一言を放つ吉乃さん、ありがとうございます。聞けば胸キュンなやつを出してくれと迫る政宗に、「私猫型ロボットじゃないんだけど」と返す吉乃はシュールだった。後日、吉乃の助言の元、手紙を書いて伝えることに。彼女の下駄箱に手紙を入れようとするが、偶然本人がそれを見てしまう。それならと、手紙を直接彼女に渡すのだが、彼女はその手紙を受け取った瞬間にぐちゃぐちゃにして捨てるのだった。おいおい、さっきのデレた愛姫はどこにいってしまったんだ!? そして、彼女は「あなたなんて、大嫌い」と、突き放したような声で言うのだった。嘘だろ・・・。いったい何があったんだ?

  怒ってその場を走り去ってしまう愛姫。昨日と明らかに異なる態度を示す彼女に戸惑いを隠せない政宗のところに、吉乃が現れる。事情を知った彼女は「後は私に任せて」と言う。心当たりがあるなら教えてほしいと迫る彼に「私任せてって言ったよね?」と、睨みつける吉乃さん、恐ろしすぎる・・・。今までで一番怖かったぞ。だけども、これは自分のための復讐だ。それをもう一度胸に刻んだ彼は、自ら行動することを決意する。

■吉乃の愛姫の扱いが手慣れすぎている


  一人公園のブランコに座る愛姫。補導されるのではないかとビクビクする彼女が面白くて可愛い。彼女はとてもイライラしていた。そう、全ての原因は政宗だ。昨日、彼が逃げた後に傘を返そうと追いかけるのだが、そこで吉乃を師匠と呼ぶ政宗と、遠目で見れば仲よさそうに話している吉乃達を見てしまったのだ。こ、これは誤解されても仕方ないかも(笑)。政宗よ、ドンマイ! イライラは増すばかり。そこに吉乃が現れる。無理して平静を保とうとする彼女もまたいいですね。吉乃は、政宗と会っていたことを素直に告白するのだった。相談を受けていて、メールや電話もしていたことを話す。「悲しいですか?」との吉乃の問いに、無理をしてあり得ないと答える。そんな彼女の頬を両手で優しく包み込み、笑顔で見つめる吉乃は何もかも見透かしているようだった。愛姫は「私が男相手に悲しむなんて、そんなこともうあり得ないわ」と言う。過去を振り返る彼女は、とても嫌な思い出でもあったらしい。

 もしかしたら、それが小さい頃の政宗と何か関係があるのか? 頑なに、政宗に恋などするわけがないと言い張る彼女に、吉乃は優しく「あの人は愛姫様のことしか見てません。愛姫様もあの人のこと、好きですよね?」と語りかける。その言葉に、心の底から温かい気持ちになる愛姫。それでも吉乃に言い訳をしようとするが、すでにそこには吉乃の姿はなかった。素直になれない彼女もまた最高だ。

■2人いい雰囲気に・・・と思ったら・・・


政宗くんのリベンジ 第4話「今そこにある危機」【感想レビュー】

画像引用元:©竹岡葉月・Tiv・一迅社/「政宗くんのリベンジ」製作委員会

  どこかへ行ってしまった吉乃を探す愛姫。また過去が蘇ってくる。自分が傷つかないために、他の人を傷つけてきた嫌な人間であると。あんな思いをするくらいなら、疎まれ、敬遠されたほうがましだと。「あんな思い」とは、一体なんだ・・・? この話を深くやるのは、まだ先になりそうだな・・・。そんな性格の彼女を、政宗は本当に好きなのだろうか? そして自分の気持ちは・・・? そんなことで頭がいっぱいだった。「止まれ!」と叫ぶ声。すぐそばには彼女に突っ込もうとする車。間一髪で誰かが救いの手を差し伸べ、助かった。そう、その相手は政宗。彼が彼女を救ったのだ。彼女が歩いていたとき、信号は赤だった。凄い剣幕で彼女を叱責する政宗。だけども「あんたには関係ないでしょ」と、愛姫は反発する。だが、彼は続ける。「ふざけんな! ないわけないだろ! あんたがいなきゃ困るんだよ俺は!」と。顔を真っ赤にする愛姫。彼の正直な言葉に、初めて恋心を自覚する。その愛姫はとても美しかった。正宗の腕に優しく触れる愛姫。そして、2人は見つめあう。何かを伝えようとする彼女・・・。

 だが、そんな上手くはいかないのであった。先程愛姫がぶつかりそうになった車から、心配して一人の女性が2人に近づいてきたのだ。我に帰り、すぐさま距離を置く2人はとても初々しい。どこかの令嬢とでも言わんばかりの丁寧な言葉使いで愛姫を心配する女性。だが、その女性は政宗を見ると何かに気づいたような反応を見せる。そして「神よ。天にまします我らの父よ。信じられません、まさかこんなところで」と言ったかと思えば、彼に抱き着いて「お会いしとうございました」と喜びの表情を見せるのであった。まさかの最後で新キャラ登場! そして、政宗にはその女性に心当たりがないようで・・・。それを複雑な気持ちで見つめる愛姫。な、なんだか波乱な展開が幕を開けそうな予感だ・・・。

■デレた愛姫の破壊力が凄い!! かと思いきや、まさかの新キャラ!! これからどうなる・・・?


  つ、ついに愛姫がデレてくれました!! 普段冷たい感じのキャラがデレると凄いと言うのはよく聞くのですが、まさかこんなに可愛らしいとは。破壊力がありすぎて、もう愛姫のことしか考えられないくらいです。今回はこれしか印象に残りませんでした(笑)。おそらく皆さんも、彼女のデレっぷりに胸が高鳴ったのではないでしょうか? 「私なんかのどこがいいの?」と迫るシーンも最高でしたが、何と言っても最後に恋心を自覚するシーンがダントツです! あまりの可愛さに、萌え死んでも後悔はないくらいに堪能させていただきました。そんないい感じになりそうな2人に、まさかの新キャラが乱入してきましたね。彼女は一体誰なのか?

 そして、愛姫の複雑な表情が映し出されて終わってしまった今回は、なんだかとてもモヤモヤした感じになってしまいました。ですが、一つだけ言えることは、これから穏やかではない日常が幕を開けるということ。

 一体政宗を取り巻く恋愛劇はどうなっていくのでしょうか? ワクワクとドキドキが収まらない私。早く続きが見たいものです。

  原作:竹岡葉月       監督:湊未來       出演:花江夏樹、大橋彩香、水瀬いのり、三森すずこ  他       製作:SILVER LINK.       公式サイト:http://masamune-tv.com/

 政宗くんのリベンジ 感想レビューのまとめ

(あにぶ編集部/てる吉)

©竹岡葉月・Tiv・一迅社/「政宗くんのリベンジ」製作委員会

関連記事

最新記事