【銘柄フラッシュ】サンユウが急伸しショーワはストップ高など四半期好決算銘柄が強い
2017年2月2日 18:37
2日は、日本板硝子<5202>(東1)が総額400億円規模の増資を行う見通しと日本経済新聞の2日付け朝刊で伝えられ、発行株数の増加を織り込むための下げが先行。朝方に11.1%安まで下げたあとも一進一退を続けて大引けは8.7%安。増資発表銘柄は経験的にまず下げてから将来的な投資拡大などへの期待が強まって反騰することが多いとされ、本日は順当な動きとされていた。
東証1部の値上がり率1位(上場投信を除く)はショーワ<7274>(東1)となり、1日発表の第3四半期決算で3月通期の見通しを赤字縮小方向に見直したことが評価され、朝から大引けまで気配値のままストップ高の19.0%高を続けて大引けに売買が成立。2位はエムアップ<3661>(東1)となり、3年ほど活動を休止していた声優・歌手、中島愛さんの復帰後初ライブが6月に決定との発表などが言われてストップ高の15.4%高。3位は扶桑化学工業<4368>(東1)となり、1日発表の四半期決算が大幅増益となり期末配当の増額も発表したため11.8%高。
ネットワンシステムズ<7518>(東1)は第3四半期決算が前年同期比で完全黒字転換したことなどが好感されて9.5%高。日本通信<9424>(東1)はソフトバンクグループ<9984>(東1)のソフトバンクの回線借用合意が好感されて9.2%高となり大幅続伸。
サンユウ<5697>(東2)は2日に四半期決算の発表を予定し期待が強まったほか、新日鐵住金系の鋼線・棒鋼加工大手で政府の対米インフラ投資支援案などが材料視されてストップ高の23.9%高。内海造船<7018>(東2)は第3四半期の累計営業利益が前年同期比5.6倍などが驚愕されて急伸し14.4%高。ベネフィット・ワン<2412>(東2)は連続最高益の見込みで31日発表の四半期決算によって確信がもてたとされ6.5%高の戻り高値。
シャノン<3976>(東マ)は上場5日目となり業績拡大期待などが衰えずストップ高の16.6%高と2日ぶりに高値を更新。WASHハウス<6537>(東マ)は12月決算出の今期予想などに期待する動きが強いようで上場来の高値を苦心し12.8%高。アイティメディア<2148>(東マ)は自社株買いなどが材料視されて7.8%高と大きく続伸。
大木ヘルスケアホールディングス<3417>(JQS)は引き続き第3四半期決算の大幅増益が好感されて2日連続ストップ高の21.1%高。プラザクリエイト<7502>(JQS)はソフトバンクグループ<9984>(東1)のソフトバンク向けの第三者割当増資などが材料視されてストップ高の19.4%高。コンパクトマンションのアスコット<3264>(JQS)も31日発表の四半期決算が好感されて7.1%高と出直りを拡大した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)