スズキ、新型「ワゴンR」「ワゴンR スティングレー」発売

2017年2月1日 23:19

 スズキは1日、軽自動車「ワゴンR」「ワゴンRスティングレー」をフルモデルチェンジし、発売した。1993年9月に発売された「ワゴンR」は、約5年ぶりのフルモデルチェンジとなり、6代目の登場となる。これまで国内の累計販売台数は440万台となり、軽ワゴンという市場を新たに築いたスズキの主力モデルだ。

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 新型「ワゴンR」のグレードは、ガソリン車の「FA」がそのままで、「FX」はマイルドハイブリッドを搭載し「HYBRID FX」に、「FZ」は「HYBRID FZ」へと改名された。「スティングレー」は、「X」「T」にマイルドハイブリッドを搭載してそれぞれ「HYBRID X」と「HYBRID T」に改名し、ガソリン車の「L」が追加された。

 新型「ワゴンR」「ワゴンRスティングレー」は、軽量化と高剛性を両立した新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」の採用により、室内長2,450mmの広々とした室内空間を実現。荷室開口幅を拡大して大きな荷物も入れやすくなったラゲッジルームや、後席ドア両側の内側にアンブレラホルダーを設置するなど、軽ワゴンならではの使い勝手の良さをさらに向上させた。

 機能性の向上に加えてデザインも大幅に刷新し、幅広い世代のライフスタイルとさまざまな価値観に対応した個性的な3つの外観デザインを採用。インテリアでは、センターメーターや左右に通った横長のインパネカラーパネルにより、運転席前の開放的な視界を確保し、室内空間の広々さをさらに演出している。

 発進時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッド車では、ISG(モーター機能付発電機)の高出力化とリチウムイオンバッテリーの大容量化を行い、モーターによるクリープ走行と、幅広い速度域でエンジンをモーターがアシストすることで燃料消費を抑制。軽ワゴントップクラスの低燃費33.4km/Lを達成した。

 安全装備では、単眼カメラと赤外線レーザーレーダーで前方の歩行者や車を検知して衝突の被害を軽減するシステム「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)」を搭載。周囲の状況に合わせて自動でハイビームとロービームを切り替えるハイビームアシスト機能や、運転席前方のダッシュボードに車速やデュアルセンサーブレーキサポートの警告などを表示する「ヘッドアップディスプレイ」など、先進の安全装備を充実させている。

 価格は、「ワゴンR」が107万8,920円~147万960円、「ワゴンRスティングレー」が129万3,840円~177万9,840円(いずれも税込)。目標販売台数は、合計で月間1万6,000台。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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