流出したタクシー車内のドラレコ映像、TV放映は放送倫理違反でない
2017年1月26日 16:50
流出したタクシー車内のドライブレコーダー映像を放送した放送局に対し、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会はこの問題を同組織での審議対象にはしないことを明らかにした。「報道内容について公益性も否定できない」という理由から、放送倫理違反を問うことは難しいと判断したという(読売新聞、朝日新聞)。
問題となったのは、昨年11月末に歌手のASKA氏が覚醒剤使用の疑いで逮捕された事件。容疑者が逮捕直前に乗ったタクシー車内のドライブレコーダー映像が放送局に流出、複数の放送局でこの映像が放映された(過去記事)。
タクシー業者側は不適切な提供と認めていたほか、視聴者からはプライバシー侵害では無いかと行った声が寄せられていたという。