東レが猫の腎臓病治療薬を開発
2017年1月26日 16:59
猫の死因で最も多いのは腎不全とされているが(毎日新聞)、東レが慢性腎臓病の治療薬「ラプロス」を開発し、製造販売承認を取得したと発表している(日経新聞)。
ラプロスは血管内皮細胞保護作用、血管拡張作用、炎症性サイトカイン産生抑制作用及び抗血小板作用を持つ製剤で、腎機能の低下を抑制できるとのこと。用法としては1日2回、1回あたり1錠を食後に経口投与するというもの。ラプロスの主成分である経口プロスタサイクリン(PGI2)は人間向けにも慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛及び冷感の改善や原発性肺高血圧症として認可されており、東レが「ドルナー」として製品化している(医薬品医療機器総合機構)。