ガヴリールドロップアウト 第2話「天使と悪魔と委員長」【感想レビュー】

2017年1月26日 09:08

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

  第1話から衝撃的な内容でした。ガヴリールがネトゲに出会ってしまったがために、まさかあんな風に変貌してしまうとは・・・。その変貌ぶりに爆笑せずにはいられなかった、てる吉です。

  それでは、第2話のあらすじと感想にいってみましょうか。

■ガヴリールドロップアウト 第2話「天使と悪魔と委員長」


  学食に行ったことがないヴィーネは、ガヴリールを誘って一緒に行くことに。ついでにサターニャも誘おうするのだが、決まってお昼時になるとどこかへ消えてしまう。

 不思議に思った彼女達は、こっそりとサターニャの後を追うのだが・・・。

■サターニャがお昼に行く先は・・・?


  授業中もどこか上の空のガヴリール。お昼休みにご飯を食べようと彼女に声をかけるヴィーネだが、未だに暗い表情でいた。そして、沈黙の後に放った言葉がこれ。「人間ってこんなに沢山いらなくね。うじゃうじゃうぜえ」と衝撃の一言! ちょっと待て! お前、仮にも天使だろうが(笑)。初っ端からこんなに笑わせてくれるとは・・・さすが駄天使。

いざ学食へ!
  学食でお昼を食べようとガヴリールを誘うヴィーネだが、人間の溜まり場には行きたくないそう。初めてなので行ってみたいと説得するのだが、「いくらまで出してくれんの」と、奢ってもらう前提で話を進めるガヴリール、腐ってやがる。

 サターニャも誘おうとするのだが、お昼になるといつもどこかへいなくなってしまう彼女。彼女を見ると、明らかに周りを気にした挙動不審な行動で教室を足早に出る。気になった2人は彼女の後を追ってみることに。どんどん人気のない方へと向かっていく。そして見つけたのは、屋上入口にある階段で座る彼女だった。なんと・・・彼女は所謂ぼっち飯をしていたのだ・・・。なんて可哀想な子なんだサターニャよ。私が一緒に食べてあげたい。あまりの光景に2人も同情してしまう。

 声をかけるが、突然というかぼっち飯をしているのがバレて慌てる彼女。その際におにぎりを落としてしまう。追い打ちをかけるようにメロンパンも例の犬に取られてしまう。いや、なんで犬が校舎内にいるんだよ(笑)。1人で食べたかったと必死に言い訳をするサターニャは見ていられなかった。

 そんな彼女を優しく誘おうとするヴィーネは天使すぎる。まあ悪魔なんだけどね。冷やかしじゃなく、本当に誘っていることを知り、少しばかり照れるサターニャは可愛い。だが、正気に戻ってすぐに見栄を張るところもまたシュール。

結局3人で学食に
  結局3人で学食に行くのだが、何をすればいいのか分からないガヴリールとヴィーネに対し、サターニャは自信満々に「学食のことなら何でも聞いてちょうだい」と答える。だが、彼女も食堂に来るのは初めてのようで・・・。おいおい、大丈夫なのか? 実際に食券の買い方のお手本を見せることになるのだが、きつねうどんを本物のきつねが入っていると思い込んでる時点でダメだろ(笑)。無難に普通のうどんを頼むが、3人だからと安易な考えでまとめ買いボタンを押す。当たり前のように3人ともうどんを食べる羽目に。罰としてサターニャの奢らせようとするガヴリール、マジ悪魔。本当は天使なんだけどね・・・。

 え、サターニャさん? 割り箸のことを「これ1本でどうやって食べろっていうのよ?」と言ってのけるところは、世間知らずにも程がある。仕舞には、横に割るという暴挙に出る。な、なんて予想外のやつなんや。七味唐辛子を、「七回かけるとちょうどいい辛さになる」と、サターニャをいじるガヴリールはドSだ。なんの疑いもなくかけ始めるサターニャ。振り方が甘いと、何回もやり直しをさせられる。そんな彼女を見て必死笑いをこらえるガヴリールはクズすぎる。

 結果、七味が大量に盛られた地獄絵図に。だが、なんと彼女はそのうどんを美味しいと言って見せたのだ。いや、強がっているのではない。本気で美味しいと感じているのだ。彼女は味音痴だったのだ! そしてガヴリールのにも七味を大量にかけてあげるサターニャ。親切心でやっているんだろうけど全然嬉しくないぞ(笑)。例の犬に牛乳と餌をあげているラフィエル。なるほど、お前が犬を校内に入れた犯人だったのか。

「何もせずに暮らしたい」
  ガヴリール達の委員長は黒髪のロングときた。めっちゃ可愛いですね。趣味はクロスワードとか、なかなか渋い。ガヴリールが進路調査票を提出していないことに悩んでいるようだ。だが、プリントを出すのを忘れたと、ヴィーネと話しているのを聞き安心する彼女。だが、天界に提出すプリントと聞いて驚きを隠せない様子の委員長。ま、まあその反応は当然かと・・・。

 しかも調べているのは「独身男性の好きな食べ物ランキング」だそう。なんだそれ(笑)? そしてそれを「結構重要なやつじゃない」と言ってのけるヴィーネもまた、普通の人からすればノリが良すぎる。結婚に興味があるのか、と微笑ましく勝手に思う委員長さん、あなたは私の嫁になってくれてもいいんですよ? だが、「独占男性全員消えてなくならないかな」というガヴリールの発言に、その儚い妄想は砕け散った。

 ガヴリール達の会話に1人で勝手に突っ込む委員長がツボだった(笑)。そして提出されたガヴリールの進路調査票には、「何もせずに暮らしたい」という言葉が書かれていた。うん、彼女らしいですね。

■普通の調理実習・・・のはずがない!!


ガヴリールドロップアウト 第2話「天使と悪魔と委員長」

画像引用元:©2016 うかみ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/ガヴリールドロップアウト製作委員会

  調理実習で鯖の味噌煮と豆腐の味噌汁を作ることに。ヴィーネの班は、ガヴリールとサターニャという明らかに何かが起きそうなメンバーだった。料理をするのにコックさん顔負けの服装をしてくるサターニャ、面倒くさい。魚を持ってくるのはサターニャの担当なのだが、持ってきたのはなんと・・・得体の知れない巨大魚だった! しかも生きているというね。魔界の湖まで行って取りに行ってきたそう。わざわざそこまで行かなくても・・・むしろ迷惑という。ガヴリールは豆腐とわかめの担当だったのだが、持ってきたのはにんじん、玉ねぎ、ジャガイモだった。というのも、スーパーに行って急にカレーを食べたくなってきて買ってきたそう。なんていうメンバーが揃ってしまったんだろう。食材もちゃんと持ってこれないとは・・・。

魚のサターニャを切れないと悲しむ。
  ヴィーネが「良く分からない魚の味噌煮」「野菜の味噌汁」に名前を変更する。それを聞いて適当なネーミングだと突っ込むガヴリールに近づき、「だーれのせいだと思ってるかしら。このおバカ天使は」と、包丁を片手に笑顔で迫るヴィーネさん、怖すぎ! 早速ヴィーネが良く分からない魚をさばこうとするが、ガヴリールが勝手にその魚をサターニャと命名。そして、ヴィーネもサターニャを切れないと悲しむ。あなた、何気にノリがいいんですね。サターニャが代わりに切ろうとするのだが、うまくかわされ、魚の反撃を食らってしまう。もうサターニャが可哀想すぎて見ていられない(笑)。野菜タワーで遊ぶガヴリールに、「(仕事を)やれ」と一言だけのヴィーネの威圧感は尋常じゃなかった。

 魚を揚げようとしたり、玉ねぎを切って号泣するサターニャに手が負えないヴィーネ。そんな彼女に「そんなに怒ってばかりの人生で楽しいか」と、ガヴリールが言ってしまう。案の定これが災いし、ヴィーネの鉄拳制裁を食らってしまう彼女。一発でダウンしてしまうその力、恐ろしや。サターニャもめっちゃビビってるし(笑)。

  そんなこんなで何とか料理が出来上がるのだが、見た目は人間の食べる物じゃないというほどに酷い出来栄えだった・・・。サターニャだけ美味しそうに食べている。やはり彼女の味覚は異常だった。

■ラフィエルさんよ、サターニャいじりはその辺で許してあげて


  サターニャが起きると、なんとそこには隣で寝ているラフィエルがいたのだ! こ、これは怖すぎる!彼女曰く、欲求不満でサターニャを近くで観察したいそう。いや、そもそもどうやって入ったの? というのも、泥棒みたいに特殊な器具を使って窓を切り取り、侵入したのだ。な、なんていうやつだ。泊めるのは無理だと言うサターニャに、弟子にしてくれと懇願する彼女。必死の説得でなんとか成功するのだが、これが悪夢の始まりだった。

 というかラフィエルをサタニキアブラザーズと名付ける彼女は、ネーミングセンスが悪すぎる。サターニャ様と呼ばれ、悦に浸っている彼女は本当に単純だ。朝食を買ってこいと指図する彼女だが、ラフィエルは疲れるからと、早速主の命令を拒否する。自分には向き不向きがあるから、お手本を見せてほしいと懇願するラフィエル。こいつ、計算高すぎて腹立つわ(笑)。

 出かけるサターニャに「私、カフェオレとサンドイッチで」とパシリにする彼女はクズだった。本当に天使なのかよ。ガヴリールの偵察をしてこいというのだが、食後だから動きたくないと拒否するラフィエル。仕舞には、彼女がサターニャの布団を使うと宣言。ここまでくれば当然で、サターニャはクビを告げるのだった。いや、クビにするの遅すぎだろ(笑)。

■哀れなサターニャと、波乱必至の調理実習に終始爆笑させられっぱなしの回だった!!


ガヴリールドロップアウト 第2話「天使と悪魔と委員長」

画像引用元:©2016 うかみ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/ガヴリールドロップアウト製作委員会

  1人でぼっち飯をするサターニャ。そしてそれを必至に言い訳しようとする彼女に、なぜか憐れみを感じずにはいられませんでした。私があの学校にいたら一緒に食べて語り合いたいですね。

 ラフィエルには弟子にしてくれ言われるが、それを逆に利用されてパシリにされてしまうところも可哀想でした。もうイジられキャラとしての地位がすっかり確立してしまいましたね。そして、調理実習。普通の実習も、ガヴリールとサターニャがいれば予想だにしないことが連発し、それに腹を抱えて笑わせられました。食材からアウトで、味噌煮なのに魚を揚げたり、野菜タワーで遊んだり、玉ねぎで号泣したり、幼稚園児かお前らは。まさか魚から反撃を食らうとは思いもしませんでした。

 そしてガヴリールの発言でキレたヴィーネが一発で彼女をダウンさせると言う見せ場も(笑)。それをなんとか頑張って主導するヴィーネはお母さんみたいでした。今期で一番嫁にしたい子かもしれません。そんな第2話は、気付けばあっという間に終わってしまいました。

 次回が早く待ち遠しいですね。

  原作:うかみ       監督:太田雅彦       出演:富田美憂、大西沙織、大空直美、花澤香菜  他       製作:動画工房       公式サイト:http://gabdro.com/

(あにぶ編集部/てる吉)

©2016 うかみ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/ガヴリールドロップアウト製作委員会

関連記事

最新記事