25日の米国市場ダイジェスト：ダウは155ドル高、ダウ平均2万ドルを突破
2017年1月26日 07:55
*07:55JST 25日の米国市場ダイジェスト：ダウは155ドル高、ダウ平均2万ドルを突破
■NY株式：ダウは155ドル高、ダウ平均2万ドルを突破
NYダウ ナスダック
終値：20068.51 終値：5656.34
前日比：155.80 前日比：55.38
始値：19994.48 始値：5635.86
高値：20082.00 高値：5658.59
安値：19994.48 安値：5634.33
25日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は155.80ドル高の20068.51、ナスダックは55.38ポイント高の5656.34で取引を終了した。引き続き主要企業決算が好感され、買いが先行し、ダウ平均は2万ドルの節目を突破した。連日、選挙期間中の公約を実行する新政権への期待からアジア・欧州株がほぼ全面高となったことも追い風となり、終日堅調推移となった。S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇する一方で不動産や食品・生活必需品小売が下落した。
航空機のボーイング(BA)は決算内容が好感され、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)はインドでの現地生産を開始するにあたり、同国政府と合意間近であることが報じられ堅調推移。格安航空会社のジェットブルー（JBLU)はJPモルガンによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方で、資源のフリーポート・マクモラン（FCX）は一株利益が予想を下振れ、下落した。
半導体のクアルコム(QCOM)は、マーケット終了後に10-12月期決算を発表、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替：NYダウ2万ドル突破もドルは伸び悩む
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は伸び悩み。主要各国の株高を意識して一時113円94銭まで上昇したが、英ポンド、カナダドル、メキシコ・ペソに対する米ドル売りが活発となったことを意識して113円19銭まで反落し、113円28銭で引けた。
ユーロ・ドルは、1.0720ドルから1.0754ドルまで上昇し、1.0748ドルで引けた。英ポンド買い・米ドル売りの動きを意識したユーロ買いが観測された。ユーロ・円は、122円23銭まで上昇した後、121円70銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2550ドルから1.2639ドルへ上昇した。英国のメイ首相は議員らの要求を受け入れ、EU離脱計画を公表する方針したため、離脱交渉を巡る不透明感はおおむね払拭された。1.25ドル台後半でストップロスのポンド買いが執行されたようだ。ドル・スイスは、0.9986フランから1.0017フランへ上昇した。リスク回避的なフラン買いはやや縮小した。
■NY原油：反落で52.75ドル、米原油在庫の増加が重しに
NY原油先物は反落(NYMEX原油3月限終値：52.75↓0.43)。52.56ドルから53.47ドルのレンジで推移した（時間外取引含む）。米エネルギー情報局（EIA）が発表した週間の在庫統計で、原油在庫は前週比で予想を上回る増加となった。また、原油を精製して作るガソリン在庫も大きく増加するなど米国内の需給の緩みがマイナス視された。
一方、NYダウが史上初の20000ドル台に乗せるなど世界的な株高継続を受けて、リスク資産に投資する資金が一部流入したことで底堅い値動きとなった。
チャートでは、25日移動平均線（52.7ドル水準）をでのもみ合いとなっている。11月24日安値42.20ドルを起点に下値を切り上げる展開だが、上値も重い。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率）
バンクオブアメリカ（BAC） 23.37ドル +0.42ドル（+1.83％）
モルガン・スタンレー（MS） 43.86ドル +1.13ドル（+2.64％）
ゴールドマン・サックス（GS）237.25ドル +3.57ドル（+1.53％）
インテル（INTC） 37.80ドル +0.18ドル（+0.48％）
アップル（AAPL） 121.88ドル +1.91ドル（+1.59％）
アルファベット（GOOG） 835.67ドル +11.80ドル（+1.43％）
フェイスブック（FB） 131.48ドル +2.11ドル（+1.63％）
キャタピラー（CAT） 98.15ドル +1.91ドル（+1.98％）
アルコア（AA） 36.53ドル -0.97ドル（-2.59％）
ウォルマート（WMT） 66.89ドル -0.51ドル（-0.76％）
スプリント（S） 9.19ドル ----（0.00％）《SK》