慰安婦「合意全て。韓国に履行求める」、安倍首相
2017年1月23日 18:43
安倍晋三総理は23日の衆院本会議で一昨年12月に行われた慰安婦に関する日韓合意について「日韓合意は最終的かつ不可逆的に解決されることを確認するものであり、この合意が全て」と民進党の野田佳彦幹事長の質問に答えた。
安倍総理は「日本は、この合意を誠実に履行してきており、日本側の義務は全て果たしてきている」とした。
そのうえで、安倍総理は「韓国側に対しても、合意を誠実に履行していくよう求めていく」とした。
日本政府は韓国の民間団体が釜山(プサン)の日本総領事館前歩道に慰安婦を象徴する少女像を設置するなどし、これを移動させられないでいる韓国政府に対する措置として、長嶺安政駐韓大使らを一時帰国させており、帰国している期間はすでに23日で2週間となり、2012年に当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島を訪問した時と2005年に領有権をめぐって対立激化した際に一時帰国させた期間を超え、最長になっている。(編集担当:森高龍二)