森永、ホワイト板チョコを使ったアイス「トリプルホワイト」を発売

2017年1月22日 08:04

 森永は、1月23日、冬季限定アイス「板チョコアイス<トリプルホワイト>」を発売する。コンビニエンスストア限定での販売となる。

 トリプルホワイトは、チョコ、アイス、ソースの三つの素材がすべて「白い」。だからトリプルホワイトというわけだ。アイスが白いのはまあ当然としても、メインの板チョコレートにホワイトチョコを使い、ソースもホワイトチョコソースを用いているという。また、外側のホワイトチョコにはフレークが練り込まれていて、食感の変化を楽しめる。隠し味には塩が使われている。

 ところでホワイトチョコレートというのがどういうものであるか、ご存知だろうか。普通のチョコレートは、カカオから作る。ホワイトチョコレートもカカオが主材料なのだが、カカオの成分は基本的に、その抽出物(油脂成分)であるココアバターしか使わない(普通のチョコレートは、カカオ全体をすり潰して作る)。ホワイトチョコレートの主な原料は、ココアバター、牛乳、そして砂糖である。ココアバターは白いので、これだけで作ると、白いチョコになる。

 ホワイトチョコレートは20世紀になってから生まれたもので、歴史が浅い。日本人は比較的好む部類だが、文化圏によっては、「あんなものは邪道だ、チョコレートとは認められない」とまで断じられている場合もある。筆者としては、おいしく食べられれば何でも構いはしないのではないかと思うが。

 また、ホワイトチョコレートとチョコレートは栄養面でちょっとした違いがある。テオブロミンなど、チョコレートの主な薬理・刺激作用成分がホワイトチョコには含まれていないのだ。ゆえに、医学的事情や宗教的事情でチョコレートを食べられない人でも、ホワイトチョコなら構わない、という場合があるらしい。

 さて、森永のトリプルホワイトは、税込151円。メインターゲットとしては、10代から30代の男性を想定しているという。森永によれば、これに限らず、「板チョコアイス」というジャンルは若い男性に人気なのだそうだ。そしてこの季節、アイス市場では濃厚な味わいの商品がよく売れるようになる。そこへ切り込みをかけるのが、この白き三重奏だというわけである。 (記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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