大陸間弾道ミサイル2基を北朝鮮が製造と報じる
2017年1月21日 10:35
聯合ニュースは19日、北朝鮮が最近、新型弾道ミサイル2基を製造。米韓はこのミサイルを大陸間弾道ミサイル(ICBM)と判断したと伝えた。韓国の政府高官や韓米の軍事外交筋からの情報としている。
それによると「ミサイル2基は移動式発射台が搭載されている車両(TEL)に設置されているとされる。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が指示すれば、いつでも発射できる状態だ」としている。
そのうえで「北朝鮮が新型ミサイルを韓米が確認できる状況にしたことについて、韓国政府関係者はICBM発射実験を既成事実化し、20日に発足する米トランプ新政権に『戦略的なメッセージ』を送る狙いがあるとの見方を示した」と報じた。
稲田朋美防衛大臣は「北朝鮮の核・ミサイルの脅威は新たな段階に入っているというふうに思う」として、ミサイル防衛態勢にTHAAD(終末高高度防衛ミサイル・システム)も視野に入れているとした。稲田防衛大臣は「現在、THAADを導入するという具体的計画はないが、能力強化策の一つとなり得ると考えている」としている。米国との関係から明示できる段階でないようだが、検討に入っているもよう。(編集担当:森高龍二)