【注目銘柄】日本創発グループは積極的なM&A戦略で収益拡大期待
2017年1月19日 08:55
DTPサービス大手の日本創発グループ<7814>(JQ)に注目したい。クリエイテゥブサービス事業を柱として、積極的なM&A戦略で業容を拡大している。1月17日にはFIVESTAR interactiveを子会社化すると発表した。M&A効果も寄与して16年12月期大幅増益予想であり、17年12月期も収益拡大基調が期待される。株価は戻り高値圏で推移している。急伸した16年8月の昨年来高値を試す展開だろう。
16年12月期の連結業績予想は売上高が15年12月期比6.5%増の350億円、営業利益が同86.1%増の10億円、経常利益が同28倍の9億円、純利益が6億円(15年12月期は4億28百万円の赤字)としている。
M&Aも寄与して大幅増益予想だ。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高71.3%、営業利益72.9%、経常利益86.9%、純利益74.5%と順調だった。通期ベースでも収益改善が期待される。
16年12月には、マーケティングを軸に食品メーカーにおける商品開発からセールスプロモーション、システム運営・管理など幅広い事業を展開しているダンホールディングスを子会社化した。
そして1月17日には、ウェブ制作・運営・更新対応を軸にキャンペーンページ制作などウェブに関わる制作業務を行っているFIVESTAR interactiveを子会社化すると発表した。M&Aによるシナジー効果で17年12月期も収益拡大基調が期待される。
株価は戻り高値圏の650円近辺で堅調に推移している。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。そして26週移動平均線も上向きに転じている。急伸した16年8月の昨年来高値685円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)