東芝、Western Digitalと半導体事業分社化の交渉中と報じられる
2017年1月19日 08:56
経営状況の悪化が報じられている東芝が、半導体事業を分社化して米Western Digitalからの出資を受ける交渉を行っていると日経新聞が報じている。東芝はこの報道に対し検討を進めていることは事実と述べている。
スマートフォンやタブレットの普及、PC/サーバー向けストレージのHDDからSSDへの移行などによってフラッシュメモリの需要は高く、フラッシュメモリを主力とする東芝の半導体事業は好調だった。東芝副社長・ストレージ&デバイスソリューション社社長の成毛康雄氏は以前インタビューで「(フラッシュ)メモリー分社化は、非常時のワーストケースの1つの対応」と述べ増資が得策としていたが、現在の東芝は不正会計問題の影響で増資が難しい「ワースト」の状況になってしまったようだ。