ロメイ 2017年春夏 - 夢見る“言語変換スイッチ”を衣服に
2017年1月18日 18:39
ロメイ(Romei)の2017年春夏コレクションが発表された。
今シーズンは移住・移民・移動などを意味する「MIGRATION(マイグレーション)」という言葉がテーマ。「国境をまたいだ瞬間に切り替わる、言語の変換スイッチがあったなら」そんなストーリーを鮮やかに表現した。
Tシャツワンピースやスリップドレスへ大胆に描かれた「metamorphosis」「just witness」「sapience」「digital jungle」といった様々な文字は“言語の変換スイッチ”を通された言葉たちだろうか。下へ垂れ下がる「MIGRATION」の文字はフリンジ効果をもたらし、背中や裾で軽やかに舞う。
さらに刺激的なのは、オリジナルのテキスタイル。メタリックに輝く幾何学風のプリントは、Aラインスカートやハイウエストパンツの上を走り、クールな存在感を露わにする。同柄のヘアターバンも着こなしに取り入れられアクセントに。他にも、落書きのようなスプレー文字が混沌と散らばるキャミソールドレスや手書き風のプリントをあしらったシリーズが登場した。
そんな中、軽やかな素材使いが春の風を運ぶ。ふんわりと揺れるベルスリーブが取り入れられたワンピースや重ね着されたスリップドレスは、オーガンザを使用した透け感で女性らしい一面を忍ばせる。