ISSEY MIYAKEとUNITED NUDEの新プロジェクトがスタート
2017年1月15日 17:18
宮前義之「ISSEY MIYAKE」デザイナー(左)とレム・D・コールハース氏
「ISSEY MIYAKE」は2017春夏コレクションから、レム・D・コールハース氏がクリエイティブディレクターを務めるシューズブランド「UNITED NUDE」との新シューズ・プロジェクト「ISSEY MIYAKE × UN」をスタート。13日、東京・表参道の「UNITED NUDE TOKYO」でお披露目イベントを行った。
点・面・線をコンセプトに、ものづくりの可能性を探るプロジェクトで、発表されたのは2つのモデル。「ROCK」は、パリで発表された2017春夏コレクションでも披露したコレクション・モデル。“構造”をコンセプトに、岩の塊から削り出したようなダイナミックで構築的なヒールは、日本の下駄を想起させるデザイン。下駄。「WRAP」は、“包む”をコンセプトに、1枚のレザーで足を包み込むようなデザインが特徴。ストレッチのテープを使いフィット性を高めたシンプルで履きやすいベーシック・モデル。
新しい素材やテクノロジーを積極的に取り入れ、常に革新的な靴づくりを追求しているコールハース氏の姿勢が「ISSEY MIYAKE」の服作りと共通していると話す宮前義之デザイナー。「下駄をイメージしたという「ROCK」のデザインを見たときは正直以外だったが、実際はとても履きやすいことに気付かされた。素材の選び方から実際に履いたときの力の移動、価格の設定に至るまで、靴づくりは服づくりとは違う難しさがあり、建築家出身ならではの構築的なものづくりと、靴づくりの確かな技術を持つレムさんと組むことに可能性を感じている。発展的なプロジェクトにしていきたい」と語った。
「ROCK」は、ブラック、ナチュラル、グリーン、ライム、ピンク、ホワイトの6色展開で、5万5,000円(+税)。「WRAP」は、ブラック、ホワイト、シルバーの3色展開で、フラットフラットタイプが4万2,000円、ヒールタイプが4万6,000円(+税)。ベーシック・モデルの「WRAP」は、2017春夏以降も素材や色柄を販売を継続する計画だ。 「WRAP」 「ROCK」