長嶺駐韓大使帰任時期「総合的に判断する」、岸田外相
2017年1月15日 17:19
岸田文雄外務大臣は韓国釜山市の日本総領事館前歩道に慰安婦を象徴する少女像が設置されたことへの措置として、一時的に帰国させている長嶺安政駐韓大使の帰任時期について「諸般の事情を総合的に判断し検討していきたい」と慎重に判断していく考えを14日までに示した。
記者団が、釜山の日本総領事館前の少女像が撤去されることが帰任の条件かと質したのには「仮定に基づいた質問に答えるのは控えたい」とし「いずれにせよ、これから総理も含めて政府全体として総合的に判断していきたいと考えている」とした。
また、日中韓のサミットについては、今回の問題は日韓の問題であり、3か国のサミットとは切り離し、開催へ調整を進めるとの考えを示した。
岸田外務大臣は「本来、昨年内に開催するべく調整してきたところだが、諸般の事情によって再調整し、本年しかるべき時期に日本で開催することにした。ことといたしました。在釜山日本総領事館前の慰安婦の少女像設置の問題と関連づける考えはない。サミットの具体的日程は決まっていないが、本年のしかるべき時期に日本で開催するべく調整を続けていきたいと考えている」と語った。(編集担当:森高龍二)