シカに交尾を試みるサルが確認される
2017年1月14日 16:44
あるAnonymous Coward曰く、 鹿児島県屋久島で、サルがシカに交尾を試みるという極めて珍しい場面が撮影されたとのことで、その事例が学術誌「Primates」で報告された(論文、AFPBB、ITmedia)。
種が大きく離れた生物間での異種間交尾は珍しく、科学研究として記録されたのは今回がわずか2例目だという。撮影された写真や動画では身体の作りが違うためか実際の交尾には至っていないものの、サルがシカのお尻のあたりで腰を動かしている様子が確認できる。研究チームのマリー・プレ氏はAFPの取材に対して「曖昧さは一切なく、明らかに性行為だ」と指摘している。異種間交尾の科学論文は2014年にペンギンとオットセイの事例が報告されたのが世界初とのこと。
なお論文では、この行動の理由として、雄ザルが群れに属しておらず交尾相手が不足していたが、繁殖期を迎えてしまったため、と分析している。