「坂本ですが?」坂本の声優は宮野真守でもアリでしたよね?(LOVE宮野目線)

2017年1月13日 21:20

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 マイナーな隔月誌「Fellows」に第一作が掲載されてから、第2話以降は、年10回しか発行されない「ハルタ」に移籍してからも、絶大な人気を誇った「坂本ですが?」全四巻で終了はしてしまいましたが、その後アニメ化となりました。

 監督が「銀魂」でかなり癖のある演出をした「高松信司」氏が担当し、原作とはちょっと違う面白さを出してくれて、深夜枠での放送でありながらも人気を得ました。

 あっちゃん役の「杉田智和」さんは「銀魂」では「坂田銀時」で主役をしているのに、絶妙な演技で高松ワールドが出す「坂本ですが?」を盛り立てましたが、一部のファンの間では、坂本の声が「緑川光か宮野真守」と意見が分かれました。

 オープニングに小林清志氏を起用して、坂本の「COOL COOLER COOLEST」を盛り上げたので、どちらがよかったかを、見ていきましょう。

■あくまでもCOOLESTだけれども人情派な主人公


 中学校は某有名な私立のできる学校出身。なのに、なぜか高校は荒れ狂った学校に入学した坂本。あくまでも自分の流儀である「COOL」の最上級「COOLEST」は離さない。

 ですから、僕という場合もあれば、場合によっては、「わたくしは」とも使い分ける。

 絶対、下の名前は公表せず、ばれそうなときは謎の奇声が流れたり、なんらかの音で聞こえなかったりする。とにかく「COOLEST」は半端なく激しいのですから、ちょっと面倒かもしれないけれど、実は、細かい所は見ていて、とても人情味のある男でもあります。

 クラスメイトでいじめられた子に対しては、「COOL」に必殺技で撃退し、嫌がらせをする教師には、自分なりの小動物の愛情表現で心を揺り動かすという「COOL」な攻撃の仕方。とにかく彼の「COOL」主義は完璧化されています。

 漫画では喫煙シーンが登場しているので、アニメ化に際しては、モザイク処理などするのかどうかが議論されました。しかし、原作通り喫煙シーンはあったものの、坂本の遊びの工夫により、坂本が提案する健全な遊びへと移行したので、問題なしとなりました。

 最終的には1年修了と共に転校(?というよりも宇宙科学の研究を目指すらしい)しちゃうけれども、それも「COOL」にみんなと別れるというのがまた短編でありながらも記憶に残るアニメです。

■坂本の声は、緑川光さん。しかしっ!宮野真守さんも同系列だからそっちでもいいんじゃなのかー(宮野押し)


 アニメでは、緑川光氏が坂本の声を担当したけれども、声質がよく似ている宮野真守氏も個人的には捨てがたいと感じました。

 宮野真守氏のデスノートでの名演技もよかったし、鋼の錬金術師での「リン・ヤオ」の真剣モードの声も、私個人としては大好きでした。

■声優さんのプロフィールから見ると適役が見えてくる?


 それぞれ二人のプロフィールを拝見してみると、宮野真守氏の方が断然若い!1983年生まれということで、まだまだ声に深みが出ていない所があるので、坂本のあの落ち着いた「COOLEST」さから行くと、1968年生まれの緑川光氏に軍配が上がると思われます。

 ちなみに緑川光氏はかなり昔に放映された「ふしぎ遊戯」の鬼宿(たまほめ)役でブレークして、その後の人気へとつながっている部分はあります。

 最近では、戦隊ヒーローものも手掛けていますが、ドラゴンボールシリーズでも、活躍されていらっしゃるので、どんどん声の深みはよくなると思います。

 宮野真守氏の人気も不動のものとなっていますが、まだまだ落ち着いた声よりも、熱血派的な役が多いので、「坂本ですが?」の声をお任せするのであれば、緑川光氏に軍配はあがります。

■ファンとしての気持ちより物語性で見ると


 ファンとしては、どちらが適役かということで迷うでしょう。やはり、二人の声質が非常に似ている部分があるので、深読みをして、坂本の声は、やっぱり、迷ってしまいます。

 かといって、「銀魂」の杉田智和さんがやると、坂本のクールさが抜けてしまいますので、若手でクールで落ち着いた声を出せる人ということになると、この二人が有力視ということになります。

 でも、話をじっくり読みこんで、二人の声を比べてみると、やはり、坂本の声は緑川光氏にと決定されるのは当然と思います。

■これからが注目の宮野真守さん



 宮野真守氏も今どんどん売れて行ってるので、人気が安定していれば、年齢と共に声質の変化は出てくるので、きっとふさわしい役は出てくるはずです。

 この作品はあくまでも人情味がありながらも常に「COOL」の最上級の「COOLEST」が軸ですから、声優さん選びは慎重にならなければならなかったと感じます。

 しかし、最後は万事無事終了となったので、一つの名作としてみましょう。

声優JUNONの表紙を飾ったイケメン声優『宮野真守』の魅力
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 『 坂本ですが? 』不良たちとの華麗なるスカッと対決

(あにぶ編集部/あにぶ編集部)

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