【注目銘柄】ジェーソンは既存店好調で17年2月期増収増益予想、フシ突破すれば上げ足速める可能性

2017年1月5日 13:04

 低価格小売店チェーンのジェーソン<3080>(JQ)に注目したい。既存店売上が好調に推移して17年2月期増収増益予想である。そして増額余地がありそうだ。株価は15年3月高値に接近している。上値フシ突破となって上げ足を速める可能性がありそうだ。

 低価格の飲料・加工食品・日用品の小売店を千葉・東京・茨城・埼玉など首都圏地盤にチェーン展開している。17年2月期連結業績予想は売上高が前期比6.4%増の231億20百万円、営業利益が同6.0%増の6億70百万円、経常利益が同5.7%増の7億20百万円、純利益が同3.2%増の4億10百万円としている。低価格の生活必需商品群の品揃え強化、コンビニエンス性の高い地域における生活便利店としての店舗運営などの施策などで既存店が好調に推移する。

 月次売上情報を見ると、16年11月は全店106.3%、既存店103.8%だった。既存店は15年4月から16年11月まで20カ月連続プラスを継続している。また通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高52.5%、営業利益62.1%、経常利益63.3%、純利益63.7%と高水準だった。消費者の低価格志向の強まりも背景として通期会社予想に増額余地がありそうだ。

 株価は12月29日に423円まで上伸し、16年3月と5月の398円、15年11月の421円を突破した。そして15年3月高値436円に接近している。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形であり、上値を試す展開が期待される。また15年3月高値436円を突破すれば、上値フシ突破の形となって上げ足を速める可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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