『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期 前半総括

2017年1月3日 19:34

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 2015年秋アニメとして始まり、その1年後の2016年の秋アニメから現在まで第二期が放送されている『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』。

 いよいよ第二期も折り返しの13話が過ぎたということで、前半部分を振り返り総括しつつラストに向けてどう展開していくのか希望的観測を書きなぐりたいと思います。

■『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』第2期ストーリーのおさらい


 まずは第二期のストーリーを大まかにおさらいすると、

・宇宙海賊編
・地球支部編
・モビルアーマー編
 と、この三つに分けられます。まぁネーミングはわりかし適当です。

 エドモントンとの戦いから2年、第1期からの活躍以降一気に名を馳せた鉄華団。そんな彼らにまず襲いかかるのが、サンドバル・ロイター率いる宇宙海賊「夜明けの地平線団」。

 地上戦ではバルバトスの活躍もあり追い立てることに成功するも、宇宙では夜明けの地平線団の大規模な主力部隊とぶつかり合います。さらにこの時、マクギリスとの共闘関係を結んだことをきっかけにギャラルホルンの別動部隊「アリアンロッド」も戦闘に介入し三つ巴の大バトルに発展しますが、サンドバルの身柄を拘束することに成功してなんとか戦いを終結させることに成功させます。

 一方で、夜明けの地平線団が討伐されたころ、防衛軍が発足したアーブラウで、式典の最中に時苗をねらった爆弾テロが発生。これをきっかけに地球では4大勢力の経済圏同士の戦争にまで発展してしまいます。

 鉄華団の主力部隊がいまだに宇宙にいるなかで、この戦争に介入することになってしまった鉄華団の地球支部。内部の人物の裏切りやリーダーの不在など精神的なプレッシャーがかかる暗中模索の中で戦争を”させられていた”地球支部。崩壊寸でのところで火星からの主力部隊が到着し部隊を撃破しなんとか和平調停を結ぶことで戦争を終結させました。

 その後、地球での戦争をうけて地球からの撤退を決めた鉄華団。そんな折に、鉄華団のハーフメタル採掘場から発掘されたモビルアーマーが、かつての厄祭戦の元凶ともなっている兵器・ハシュマルであることが判明。
マクギリスや鉄華団がどうしたものかと検討していたところに、余計なことしかしない男ことイオクのモビルスーツ軍団に反応しモビルアーマーが起動し暴れまわってします。

 最大級のピンチにバルバトスのリミッターを解除した力でモビルアーマーを圧倒。しかし、その代償として三日月は右半身を奪われてしまう。それでも三日月は鉄華団のためオルガのために戦いぬくことを決意するのでした。

■戦闘面について


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画像引用元:©創通・サンライズ・MBS

 「鉄血のオルフェンズ」といえば、ビーム兵器が登場せず肉弾戦の近接戦闘や実弾でバチバチと繰り広げられる戦闘シーン!

 なにかと言われているこの戦闘スタイルですがやはり、バトルシーンになるとその作画力や力強い迫力感にはテンションが上がるし燃えてしまいます!!

 特に終盤のMAとの戦闘シーンは一番力が入っていました。スラスターで縦横無尽に動き回るわけではなく地や壁を滑るように動きながら攻撃し、”ガチン”とぶつかり合う音、本当に人型の悪魔が巨大な怪獣と戦ってるかのような戦闘シーンは、一見異質なのですがどんどんとのめり込んでいってしまいました。

 ヴィダール、フロラウス、獅電改などなど後半になって続々と新たなMSが増えてきて今後はさらなる戦闘シーンにも注目したいところです。

■キャラクターについて


『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』第2期 前半総括

画像引用元:©創通・サンライズ・MBS

 二期になって、2年が経過したことで成長したり新規のキャラクターが増えたりしているところも今回の見どころの一つでした。

 三日月のようなマイペースを貫くキャラクターもいれば、クーデリアのように目に見えた成長が感じるキャラクター、オルガのようなその成長が空回りしてしまうようなキャラクターなど、

 魅力的なキャラクターたちが多い「鉄血のオルフェンズ」。特に、二期では地球支部のキャラクターたちにスポットがあたり、メインキャラクター以外の話が目立ってたのも素晴らしかったです。

 一期でもあったのですが、おやっさんとメリビットのようなキャラクター同士の意外な恋愛要素あったりなど、戦闘シーン以外でのキャラクター同士の絡みも注目ポイントですね。

■今後の展望


 いよいよラスト向けてラストスパートとなるわけですが、意外と残っている伏線や展開は多いのでここからどのように風呂敷をたたみつつどのように終わらせるのかに期待したいところですね。

 まずはやはり鉄華団の行く末。”最短距離”で成り上がろうとするオルガは、テイワズとの関係がありながらもギャラルホルンとの共闘したり団員に犠牲がでているこの状況を嘆きながらも「できることは前に進むしかない」としています。ギャラルホルンのマクギリスとは正式に共闘関係を結んでいるものの上手く利用されている鉄華団は、(そこはお互いの利益のために利用しあうことを暗黙で承諾の上で共闘を結んでいるわけですが)この歪なwin-winの関係もどこまで続くのかがわからない状態。オルガの目指すところへいく頃には鉄華団は果してどうなってしまうのでしょうか。

 鉄華団のメンバーでいうと、二期当初は生意気なモビルスーツ乗りたがり新人団員で今や三日月の犬となってしまったハッシュ・ミディくんの今後も気になります。

 二期開始から新キャラとして出続け過去まで掘り下げたキャラクターなので、今後何かしらの形でまだまだキーキャラクターになる可能性がかなりあるのですが、それがどういった形になるのか。

 今は三日月の力が本物であると知り、すぐに手のひらを返して三日月にくっついているだけですが、ギャラルホルン側についていくなんて展開も…あったらおもしろいかもしれません。

 次にアリアンロッド艦隊に所属する謎の仮面男ことガエリオ仮面ヴィダールとマクギリスとの確執。地球でついに対峙したものの結局は交戦しないまま終わりましたが、ヴィダール用の新機体まで作成されたのでマクギリスとヴィダールがやりあうのは確実だとは思われますが、この二人の関係をどのように描ききるのか。

 そして、過去の遺産だったモビルアーマーの存在が示され、モビルスーツの存在や阿頼耶識システムについて、そして過去の厄災祭についてふれ始めました。きっと今後はさらにこの過去が掘り下げられていき、マクギリスの目的とつながっていくと思われるのですが、その過去が今後にどのような影響があるのでしょうか。

 最後に、三日月・クーデリア・アトラ、この三人が幸せになれる世界は訪れるのでしょうか。何度も言ってますが願わくばハッピーエンドになってくれたら………。

 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 感想コラムのまとめ

(あにぶ編集部/Uemt)

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