ガソリン価格1年1カ月ぶり130円台に、年初来最高値に
2016年12月29日 21:19
資源エネルギー庁ならびに日本エネルギー経済研究所石油情報センターが、2016年12月28日にガソリンなど石油製品の店頭小売価格週次調査を発表した。それによると、12月26日時点でのレギュラーガソリン1リッター当たりの全国平均価格は、前の週から1円値上がりし130.3円となった。
レギュラーガソリンは原油価格の上昇や円安傾向の影響もあり4週連続の値上がり。2015年11月24日以来、1年1カ月ぶりに130円を突破し、年初来の最高値となった。
地域別に値上がり価格をみると、北海道で2.3円、四国で1.7円、近畿で1.5円、中国で1.1円、関東と中部で0.9円、東北で0.8円、九州・沖縄で0.5円、全国的に価格がアップしている。
都道府県別では、ガソリンスタンドの販売競争が激しい埼玉県が最も安く125.7円/リッター、離島を抱える長崎県が最も高い137.9円/リッターだった。
ハイオクガソリンは前週比1.1円高の141.1円、軽油は1.0円高の109.5円だった。
60万人の会員を持つガソリン価格投稿/愛車燃費管理サービス「e燃費」によると、12月28日のレギュラーガソリンの全国平均購入価格は122.3円/リッターで前週比0.4円のアップ、ハイオクガソリンは132.6円/リッターで0.4円の値上がり、軽油は97.3円/リッターでプラマイゼロという結果だった。
なお資源エネルギー庁による平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。ユーザーは給油に際してガソリン価格の安いスタンドを選択するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。
全国のガソリン価格平均推移、価格ランキングなどは「e燃費」で確認できる。(編集担当:吉田恒)