現代人の7割強が「疲れ目」に悩んでいる、主な症状と対処法は?
2016年12月29日 10:11
現代人は目を使う頻度が高く、「目の悩み」を抱えている人も多い。目の悩みの原因となるものには、「パソコンやスマートフォンによる目の酷使」、「目の乾燥やそれに伴う角膜ダメージ」、「加齢による変化」などがある。特にスマホで眼を酷使している人は多く、トレンド総研の調査によれば1日のスマートフォン利用時間は平均3.3時間、31%で5時間以上利用しているとのこと。20~30代スマホユーザーの39%が「スマホ老眼」を自覚していることもわかっており、目の悩みはいまや現代病とも呼べる状況だ。こうしたなか、トレンド総研は、20~70代の男女600名を対象に、目の悩みに関する意識・実態調査を実施した。
同調査結果によれば、目の悩みに関しては、全体の71%が「ある」と答え具体的な内容としては、「疲れ目」(71%)、「かすみ目」(39%)が高い割合となった。疲れ目を自覚している人の具体的な症状としては「目がショボショボする」(76%)という回答が最も多く、これ以外にも「目の奥が重いと感じる」(32%)、「目がゴロゴロする」(23%)といった回答も見られた。また、かすみ目を自覚している人の具体的な症状としては、「ピントがあわないと感じる」(81%)が最多となり、「視界の一部がぼやけて見える」(29%)、「目やにが多く、見えづらいと感じる」(21%)といった回答も見られた。このことから疲れ目やかすみ目で表れる症状は人によって違うことがわかる。疲れ目やかすみ目の対処法として最も多かったのが「目薬をさす」(疲れ目:65%、かすみ目:56%)というものだったが、一方で同対処法を回答した人での目薬選びに対する自信については、「症状や原因にあった目薬を正しく選んでいる自信がある」と答えた人は40%のみだった。
目の悩みを解消するためには目薬選びが重要になる。選び方のポイントとしては、自分の目の悩みでの症状を正確に把握し、パッケージ記載内容を見て症状に対して効能があるものを選ぶこと。たとえば、目の酷使が原因であればピント調節筋(毛様体筋)の疲れをやわらげる効能のあるもの。目の乾燥が原因であれば、目のうるおいを保つ効能のあるものや、角膜保護成分のあるもの。加齢が原因と感じる人は、年齢に伴って起こる涙液減少や目やにを抑えるものだ。パソコンやスマホの利用時間を制限するのも大切だが、これが難しい人も多いと考えられ、症状に合わせた丁寧なケアをこころがけたい。(編集担当:久保田雄城)