トランプ氏の「イスラム教徒データベース」に米IT大手5社が拒否表明

2016年12月23日 21:41

あるAnonymous Coward曰く、 ドナルド・トランプ氏は、パリ同時多発テロが起きた際、イスラム教徒(ムスリム)のデータベース化を行うべきかという質問に対して「絶対に実施すべきだ」と回答していた。The Interceptは2016年11月、もし実際に作るとしたら協力するかという質問をアメリカの大手IT企業9社に対して行ったという。対象はFacebookおよびTwitter、Microsoft、Google、Apple、IBM、Booz Allen Hamilton、SRA International、CGI。

 これに対し、はっきりと拒否する姿勢を示したのはTwitterだけで、Microsoftは「現時点で仮定の話については話せない」、Booz Allen Hamiltonは「回答拒否」、それ以外は回答がなかったという。しかし2016年12月16日に同様の質問をBuzzFeedが改めて行ったところ、GoogleおよびApple、IBM、Uberも拒否する方針であると回答したという(GIGAZINE)。

 なお、Oracleが「回答拒否」という回答を行ったのは、同社のサフラ・キャッツCEOがトランプ次期大統領の政権移行チームに参加すると発表された翌日だという。。

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