【銘柄フラッシュ】富士通コンポーネントなど急伸し新規上場3銘柄はすべて実質ストップ高
2016年12月21日 17:01
21日は、東証1部の値上がり率1位がパナホーム<1924>(東1)の13.2%高となり、2位もパナソニックデバイスSUNX<6860>(東1)の10.5%高。ともに20日の夕方、パナソニック<6752>(東1)の完全子会社になると発表したことが材料視された。ただ、肝心のパナソニックは大引け1.7%安となり4日続落。
同じく3位のアドバンテスト<6857>(東1)は野村ホールディングス<8604>(東1)の野村證券が投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価も1330円から2503円に引き上げたと伝えられて8.0%高となり高値を更新。クスリのアオキホールディングス<3549>(東1)は北陸新幹線の延伸ルート決定や証券会社の投資判断などを材料に一段ジリ高の5.8%高。オカダアイヨン<6294>(東1)は米トランプ氏の積極財政路線に期待再燃とされて6.6%高となり高値を更新。
21日は3銘柄が新規上場となり、グレイステクノロジー<6541>(東マ・売買単位100株)は前場買い気配のまま初値がつかず、後場14時16分に公開価格3100円の2.3倍の7130円(気配値のまま上がる場合の本日上限)で初値がついた。高値は7250円、終値は5650円。セグエグループ<3968>(JQS・売買単位100株)は買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上がる場合の本日上限の3910円で買い気配(公開価格1700円の2.3倍)。イノベーション<3970>(東マ・売買単位100株)も初値がつかず、大引けは気配値のまま上がる場合の本日上限の6380円で買い気配(公開価格2770円の2.3倍)。
富士通コンポーネント<6719>(東2)は高機能のリレー(接断器)開発との報道などが言われてストップ高の24.3%高。攝津製油<2611>(東2)は「殺ノロウイルス組成物」が言われて10.2%高の急伸。丸尾カルシウム<4102>(東2)は20日夜のTV番組でカルシウムを摂取すると高血圧が緩和されると放送されたことが思惑を呼んだとされ2.5%高。
JIG-SAW(ジグソー)<3914>(東マ)はIoT関連データなどでセゾン情報システムズ<9640>(JQS)との連携などが好感されて11.7%高の急伸。インソース<6198>(東マ)はプロネクサス<7893>(東1)との提携などが好感されて9.4%高。デジタルデザイン<4764>(JQS)は兵庫県警サイバー犯罪対策課などで講演したことがあるとされ、来年度予算でのサイバー攻撃対策費の増額期待などが言われてストップ高の15.8%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)