KNT-CTが上海FTZに合弁会社、中国人向け海外旅行販売

2016年12月21日 13:48


*13:48JST KNT-CTが上海FTZに合弁会社、中国人向け海外旅行販売
近畿日本ツーリストを傘下に持つKNTCT<9726>は21日、中国の上海自由貿易試験区(FTZ)に合弁会社を設立し、中国発ツアーの販売を開始すると発表した。上海海行国際旅行社との共同出資で設立した合弁会社「近畿美勝国際旅行社(上海)有限公司」を通じ、中国での海外旅行需要を取り込んでいく。
合弁会社の資本金は500万人民元(約8500万円)。うちKNT-CTホールディングスが80%、上海海行国際旅行社が20%を出資する運びだ。
中国では、海外旅行を取り扱うにはライセンスを取得する必要があり、これまで外資の参入が厳しく規制されてきたが、上海FTZ内では規制緩和が始まっている。同業のジェイティービー(JTB、本社:東京都品川区)も今月19日、上海FTZに合弁会社を設立し、海外旅行販売を開始すると発表したばかり。
KNT-CTホールディングスは今後、ライセンスを取得次第、訪日ツアーをはじめとする中国発の海外旅行販売を開始し、2021年度までに約10万人の取り扱いを目指す。

【亜州IR】《ZN》

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