【注目銘柄】竹本容器は16年12月期業績予想と配当予想を増額修正、期末株主優待制度も注目

2016年12月19日 15:12

 竹本容器<4248>(東2)に注目したい。12月16日、16年12月期業績予想と配当予想の増額修正を発表した。株価は上げ一服の形だが、年初来高値圏で堅調に推移して自律調整一巡感を強めている。16年12月期から実施する株主優待制度も注目点であり、15年8月の上場来高値を目指す展開となりそうだ。

 16年12月期の連結業績予想は、前回予想(円高による円換算額減少で8月5日に売上高を減額修正、利益を据え置き)に対して売上高を3億88百万円増額、営業利益を25百万円増額、経常利益を53百万円増額、純利益を51百万円増額し、売上高が15年12月期比4.5%増の127億68百万円、営業利益が同1.8%減の12億27百万円、経常利益が同2.8%減の12億39百万円、そして純利益が同0.6%増の8億32百万円とした。

 配当予想は、前回予想の年間28円(再2四半期末14円、期末14円)に対して期末2円増額し、年間30円(第2四半期末14円、期末16円)とした。15年12月期との比較でも2円増配となる。

 株価は11月17日の年初来高値2155円まで上伸した。その後は上げ一服の形だが、年初来高値圏で堅調に推移して自律調整一巡感を強めている。週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近して上放れのタイミングだ。配当増額修正を好感して15年8月の上場来高値2344円を目指す展開となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事

最新記事