目黒雅叙園「百段雛まつり」を開催、九州7県から1000点以上の雛人形

2016年12月17日 18:44

 目黒雅叙園が「百段雛まつり九州ひな紀行II」を、園内・東京都指定有形文化財「百段階段」で開催する。期間は2017年1月20日(金)から3月12日(日)まで。

 日本各地の時代雛が目黒の地に集結するこの企画は、過去7回の開催で述べ40万人を超える観客動員数を記録した都内最大級の雛人形展だ。部屋ごとにテーマを設け、それぞれの趣の異なる雛たちが訪れる者を楽しませる。

 第8回目の開催となる今回は、九州7県・12地域より歴史ある雛人形が集結。2014年に好評を博した「九州ひな紀行」を上回る総数1,000点以上の名品と文化財空間の共演が披露される。

 九州は地域ごとに有力な諸大名が集ったといわれる地域。本展では、平戸藩主・松浦家に嫁いだ松平定信の娘である蓁姫の古今雛と道具たち、そして杵築藩医佐野家の雛人形など、武家や旧家に伝わる貴重な逸品が登場する。また、筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門邸に飾られる日本最多級800体の座敷雛、天領として栄えた日田の「雛御殿」の雛人形、山の神への祈りを込め山を舞台に雛人形を飾る「雛山」といった九州の歴史と文化の重みを感じられる名品の数々が揃う。

 大正時代を代表する女性歌人・柳原白蓮と、その腹心の友であり、「赤毛のアン」をはじめとする多くの海外文学を不朽の名訳で日本に紹介した翻訳者・村岡花子にゆかりのある作品も。本展では、通常非公開である柳原白蓮が愛した有職雛と、村岡花子ゆかりの雛人形と雛道具が特別公開される。

【詳細】
「百段雛まつり九州ひな紀行II」
開催期間:2017年1月20日(金)~3月12日(日)
開催時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
入場料:1,500円
・前売券1,200円(園内特別前売1,000円※1月19日(木)まで)
・学生800円 ※要学生証呈示
※小学生以下無料
会場:目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」
住所:東京都目黒区下目黒1-8-1
※展示品保護のため、会場内の暖房を控えている。

【問い合わせ先】
目黒雅叙園
TEL:03-5434-3140
(10:00~18:00 イベント企画)

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